ハンソン党首「あなたはバカだ」とモリソン首相を非難

首相、労働党の「ワン・ネーションを最下位に」了承

 カタール資本のメディア、アル・ジャジーラが2年間かけ、ニセの銃砲愛好団体をつくって行ったおとり調査でポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党(PHONP)のジェームズ・アシュビー、スティーブ・ディクソン両氏、全米ライフル協会(NRA)と接触、そのやりとりをビデオで隠し撮りした。その内容がABC放送を通じて2回に分けて放映された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ビル・ショーテン連邦労働党党首は、「保守連合もプレファレンスでPHONPを最下位に置くことを明らかにするように」と挑戦していたが、スコット・モリソン連邦首相はその挑戦に応えず、「プレファレンス取引は州支部の決めること。保守連合はPHONPのプレファレンス票を受けない」とするばかりだった。

 しかし、3月27日には放映されたアル・ジャジーラのビデオで、ハンソンPHONP党首が1996年のポート・アーサーでの35人大量射殺事件を銃規制を狙う者の陰謀だと匂わせる発言をする姿が映されており、保守連合政府のモリソン首相もようやく腰を上げてPHONPをプレファレンスで最下位に置くと約束した。

 アシュビー、ディクソン両氏を伴って記者会見に現れたハンソン議員は、アル・ジャジーラの制作した番組を、「イスラム派カタール政府の内政干渉。自分の発言は大幅に編集細工されている」と主張、また、2人を擁護した。

 しかし、1996年のポート・アーサー大量射殺事件を受け、国民と与野党の全面的な支持で銃砲規制法を制定したジョン・ハワード元保守連合政権の成果を陰謀とする発言に対してモリソン連邦首相も黙っていることはできず、プレファレンスで労働党をPHONPより上に置く考えを明らかにした。

 これに対して、ハンソン連邦上院議員は、「メディアはワン・ネーション党に対する憎しみと偏見で眼をくらまされている」と発言、さらに、「プレファレンスで労働党をPHONPより上に置くと発言したモリソン首相は、労働党、緑の党、建設林業鉱業エネルギー労組(CFMEU)に首相官邸のカギを渡したも同然だ」と語っている。

 また、「ポート・アーサー大量射殺事件はマーチン・ブライアントの犯行だと考えている。ブライアンとは死刑にされるべきだ」と語った。

 番組については、「アイタ・バトローズ新会長は、ABC放送がこの違法取材にどれだけ関わっていたのか調査すべきだ」と語った。

 ABC放送は、「このドキュメンタリーは完全にアル・ジャジーラが調査制作したものであり、制作後にアル・ジャジーラがABCに売り込んできた。ABCは通常の番組購入手続きに従って購入した」と発表している。
■ソース
Pauline Hanson sticks by One Nation staffers caught in NRA gun lobbying sting, decries ‘Islamist’ plot by Al Jazeera

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