アルバネージ新労働党首「私はアボットではない」

モリソン保守連合政権と協調的な野党運営提案

 ビル・ショーテン党首が辞任した後の労働党は、NSW州党左派のアンソニー・アルバネージ氏が無投票で新党首に、また、VIC州右派のリチャード・マールズ氏が同じく無投票で副党首に選ばれる可能性が高まっている。

 そのアルバネージ氏が、「私はトニー・アボットではない。何でもつぶすために反対するようなことはしない」と発言、先住民族の存在を憲法で明確にする作業で保守連合政権と協力すること、また気候変動問題についても与野党協調関係で作業を進めたいと語り、協調的な野党運営を提案した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 一方、リチャード・マールズ副党首候補は、選挙前にテレビに出演し、「世界的に石炭産業が衰退しつつある。これは再生可能エネルギー産業を振興する上でいいことだ」と発言したことが産炭地の多いQLD州の有権者の怒りを買ったことが尾を引いており、QLD州労働党からはマールズ氏の副党首候補に反対する声が挙がっていた。

 そのため、マールズ氏は、「あの発言は軽率だった。発言のすぐ後で謝罪したが、まったく自分の至らなさだった」と平身低頭で過ごしている。

 協調路線を唱えるアルバネージ氏も、「モリソン保守連合政権が責任ある政治を行うよう強く対応していくつもりだが、アボットのように何ごとにも否定的かつ攻撃的な姿勢は取らない。有権者は解決策を望んでいるのであり、論争を望んでいるわけではない」と語った。

 その上で、憲法に先住民族の存在を明記することと、気候変動対策とをモリソン政権と協力し合える2つの課題とした。

 先週、QLD州の労働党州議会議員2人が、「マールズ氏が副党首に選ばれるのは、QLD州民にとって屈辱的だ」として、マールズ氏を選ばないよう連邦労働党議員に呼びかけるという事態が起きている。
■ソース
‘I’m not Tony Abbott’: Albanese offers to work with Morrison on climate, Uluru Statement

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