選挙結果に労働党から「待った」の声

中国系女性候補一騎打ちのチザム選挙区

 5月18日の連邦総選挙でVIC州メルボルンのチザム選挙区は自由党と労働党がいずれも中国系女性を候補に立てて一騎打ちを演じ、自由党候補が優勢になっているが、選挙戦で不正行為があったとして労働党が選挙結果に異議を訴えている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 労働党は、「自由党が、中国語しか読めない有権者のいるチザム選挙区で中国語の文書で汚い手段を用いていた。また、意図的に選挙管理委員会(AEC)の選挙案内と誤解させるような材料を使っていた」として、選挙結果に異議を唱えており、法的措置に訴える用意があることも明らかにしている。

 グラディス・リウ自由党候補は、二党選択でジェニファ・ヤン労働党候補を1,400票ほど引き離している。しかし、労働党は、「自由党は、選挙期間中に中国語のソーシャル・メディアのWeChatを使って中国語しか話せない有権者に、リウ候補に『1』を記入するよう指示した上で、『無効票にならないよう、この例の通りに記入しなさい』と指示しており、他の順序で記入すると無効票になると意図的に誤解させる内容だった」としており、選挙結果異議申立裁判所に持ち込む意図を示している。

 リウ候補は、WeChatのその資料を許可したことはないと否定しているが、ABCが記録した資料によれば、4月末にリウ候補が自分のWeChatアカウントを使ってその「投票の仕方」カードを配布している。

 また、投票所の外に自由党が「正しい投票の仕方」として自由党候補に1を記入するよう指示する北京語のポスターを掲示した。5月初めに労働党が、このポスターは選挙管理委員会(AEC)の使うデザインをまねており、意図的にAECのポスターと誤解させるものだとして苦情を申し立てていた。しかし、AECのスティーブ・ケネディ州マネージャは、「委員会は、そのポスターが選挙法に違反していないと判断した」と語っている。

 このポスターに関しては、クーヨン選挙区のオリバー・イエイツ無所属候補も法的措置を検討している。

 AECはチザム選挙区の集計結果を発表していないが、法的異議申し立ては選挙結果が確定してからのみ審理に移される。

 また、リウ候補の支持者が、対立候補に関する誤情報をソーシャル・メディアで広め、リウ候補に有利になるよう図ったとして非難を受けている。
■ソース
Historic Liberal victory in Chisholm faces legal challenge over alleged dirty tactics

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