クリスティナ・ケネリー連邦上院議員、影の閣僚に

エド・フシック議員が辞退し、元NSW州首相に道

 5月29日、ABC放送(電子版)は、アンソニー・アルバネージ新党首の率いる連邦野党労働党の影の閣僚組閣でエド・フシック・デジタル影の経済・社会福祉相が影の閣僚を辞退し、クリスティナ・ケネリー上院議員に影の閣僚昇進の道を開いたことを伝えている。

 ケネリー議員は2011年3月まで1年4か月ほどの間、NSW州首相を務めており、2012年に政界を引退し、スポーツ関係の職や、スカイ・ニューズの政治コメンテータなどを務めた。2017年にはベネロン選挙区補欠選挙に立候補したが、ジョン・アレグザンダー自由党候補に敗れている。

 さらに2018年になって、連邦労働党上院議員だったサム・ダスチャリ氏が中国系市民に負債を肩代わりしてもらうなどの行為が発覚し、議員を辞職したため、ケネリー氏が連邦上院議員に任命された。

 労働党の右派と左派との間で影の閣僚の席を巡って駆け引きが続いているが、影の閣僚を指名するのは党首ではなく党議員会議ということになっている。しかし、党左派のアルバネージ氏が特にケネリー氏を名指して、「影の閣僚に迎えたい」と指名したため、党内で動揺が起きた。

 その結果、フシック連邦下院議員が影の閣僚を辞退すると発表し、ケネリー上院議員が影の閣僚に加わることがきまった。

 元々、ケネリー氏の影の閣僚入りを嫌ったのは党右派で、先輩格にあたるトニー・バーク、ジェーソン・クレア、クリス・ボウエン、ジョエル・フィツギボン各議員のうち、1人が影の閣僚の席を失う可能性があったからだが、フシック議員が影の閣僚を辞退したことで、右派の抵抗が収まるものと期待されている。

 労働党の影の閣僚は5月30日の党議員会議で決められるが、発表は来週になる。
■ソース
Former NSW premier Kristina Keneally set for Labor frontbench after Ed Husic steps down

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