「ジュリアン・アサンジは心理的拷問のトラウマ」

ウィキリークス創設者の心身状態に国連人権専門家

 国際連合人権委員会の調査団は、「ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏は心理的拷問のトラウマを受けている」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 5月9日、国際連合人権委員会のニルス・メルツァー特別報告者と2人の医師は、ロンドンの重警備刑務所にジュリアン・アサンジ氏を訪れ、同氏の心身状態をチェックした。アサンジ氏はイギリスの法廷で保釈を認めらた後にエクアドル大使館に駆け込み、7年近く同大使館に亡命していたため、大使館から排除された後、直ちに保釈条件違反で収監され、短期実刑を言い渡されていた。

 また、アメリカの公電漏洩などのかどでアメリカ当局からイギリス当局に身柄引き渡しの要請が出されており、ロンドンの裁判所で引き渡しの審理が開かれたが、アサンジ氏は心身状態悪化を理由に欠席していた。

 メルツァー特別報告者は、「アサンジ氏は、メディア、複数の判事、政治家らから名誉毀損キャンペーンを受けてきており、典型的な心理的拷問による症状を示している」と語っている。

 また、アサンジ氏に対するアメリカの刑事訴追に対しても懸念を表明、同氏のアメリカ当局への引き渡しをしないよう重ねて要求した。

 アサンジ氏の弁護人、ガレス・ピアース弁護士は、「5月30日に刑務所と裁判所を結んでビデオ・リンクで米当局からの引き渡し要求に対する審理が行われるはずだったがアサンジ氏の病状が重いため、ビデオに出ることもできなかった」と発表している。

 声明によれば。メルツァー氏はスイスの法学教授であり、中立専門家として、拷問その他の虐待の被害の診断に詳しい2人の医師を伴ってアサンジ氏の検査を行っており、「アサンジ氏は長年にわたってきわめて冷酷で非人道的な処遇や処罰を受けており、心理的拷問と呼ぶにふさわしい重圧によりきわめて重篤な健康状態にある」と述べている。
■ソース
WikiLeaks founder Julian Assange suffers from ‘psychological torture’, UN rights expert says

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