NSW州議会上院で妊娠中絶合法化法案可決

保守派議員の要望入れた修正案盛り込み

 NSW州議会で審議の続いていた妊娠中絶合法化法案は、法案に反対していた与党自由党内保守派議員の要望を取り入れた修正案を可決し、盛り込むことで異例の長時間審議を終了し、上院で可決された。修正案が加わったため、下院に戻され、2019年9月26日即日に可決されれば法案は成立する。

 妊娠中絶合法化は他の州、準州ではすでに立法化されており、NSW州が最後になる。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 この法案の上院での審議は40時間を超え、NSW州議会上院では第三位の長時間審議になった。

 法案はアレックス・グリーンウェイ無所属議員が8月に提出していたもので、保守連合、労働党とも党議拘束を外して自由投票としていたが、保守連合内の自由党保守派議員が、「法案を急ぎすぎだ。十分な時間をかけ、要求した修正案が容れられなければ自由党を脱退する」とグラディス・ベレジクリアン自由党州首相を脅迫していた。

 法案に反対していた保守派議員の一人、タニア・デービーズ議員は、「妊娠後期の中絶に関する修正案が通った」として、要求していた4つの修正案が通ったことで法案支持を明らかにした。

 先週、デービーズ、マシュー・メーソン=コックス、ルー・アマトの3議員が、「このまま妊娠中絶法案の審議が進むようならベレジクリアン州首相のリーダーシップに挑戦する」と発表したが、政府から修正案の妥協を提案されると12時間せずに挑戦宣言を引っ込めている。
■ソース
Abortion bill passes upper house after marathon debate

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