中銀、政策金利を0.75%まで切り下げ

豪ドル、過去10年来の最低水準まで下がる

 10月の第一火曜日、1日に開かれた中銀(RBA)理事会は政策金利はさらに25ベーシス・ポイント切り下げ、0.75%とした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2019年初めに4.9%だった失業率が5.3%に上昇しており、RBAは、さらなる失業率増大を食い止め、失速状態になっている経済を刺激するためとしている。

 RBAは2019年6月以来3度にわたって25ベーシス・ポイントの金利引き下げを実施しており、貸出額で国内最大のコモンウェルス銀行(CBA)が真っ先にほとんどのモーゲッジを対象とする金利の引き下げを発表したがRBA発表の約半分の率に抑えている。

 このRBAの発表直後に豪ドルが米ドルに対して下げており、過去10年来最低の67米セントになっている。

 最近、フィリップ・ロウRBA総裁がその発言の中で、賃金低成長率や失業率増大だけでなく、海外でも金利引き下げが相次いでいるため豪ドルが押し上げられ、オーストラリアの産業が貿易面で競争力を失う懸念を語っていたことから、市場筋でも80%の確率で利下げがあると予想していた。

 6月7月の利下げ時には四大銀行も50ベーシス・ポイントの80%ほどを貸出金利引き下げに充てていたが今回はそれほど気前の良さを示しておらず、50%強を貸出金利引き下げに充てただけだった。

 連邦政府のジョッシュ・フライデンバーグ財相はこれまでにも銀行に対して、RBAの利下げをそのままローンの顧客への利下げに充てるよう要求してきたが、大手銀行がこの要求を拒んでいることになる。

 労働党のジム・チャーマーズ影の財相は、「豪経済が苦境にあり、成長率が過去10年の最低水準、賃金上昇率が停滞という時に保守連合政権は立て直しの仕事を銀行に押しつけている」と批判している。
■ソース
Dollar hits decade low after RBA cuts rate to 0.75pc to head off rising unemployment

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