「中国スパイの証言内容は非常にゆゆしい問題だ」

当局に出頭したスパイの証言に財相が発言

 シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)、エージ両紙(電子版)が、オーストラリア当局に出頭した中国政権のスパイ、ワン・リチアン氏の談話を報道したが、保守連合連邦政権のジョッシュ・フライデンバーグ財相や労働党のアンソニー・アルバネージ党首は、「ワン氏の情報が事実なら、オーストラリアの国家主権にとってもゆゆしい問題だ」と語っている。

 SMH紙(電子版)が伝えた。
ワン氏は、中国政権がオーストラリア政府を含めた海外の内政に干渉する活動を行っており、暗殺計画もあったとしており、スパイ活動の資料をオーストラリアの防諜機関ASIOに引き渡すとしている。また、SMH紙は、「ワン氏は家族とともにすでにシドニー地域に潜んでいる」と報道しているが、亡命した元中国領事館員は、「ワン氏は中国のスパイ組織の活動を暴露しており、つけ狙われることは確かだ。オーストラリアにいれば中国の情報組織は必ずワン氏の所在を突き止めるだろう。彼は家族共々アメリカに移住すべきだ」と語っている。

 VIC州バララットで開かれた自由党VIC州支部総会で演説したフライデンバーグ大臣は、「両紙の報道は非常に憂慮すべき内容だ。この問題はすでに該当する司法機関が掌握している」と語った。

 アルバネージ党首は、「まだ政府から詳細を聞かされていないが、オーストラリアの国家主権を守らなければならない。また、関係当局から詳しい話を聞きたい」と語っている。

 「中国との貿易問題に対する影響について質問されたアルバネージ党首は、「我が国は人権を支持する民主主義国家であり、表現の自由も支持している。民主国家の原則に則った義務を負っている。ワン氏の行動の結果、中国に帰れば厳しい制裁を受けることは明らかだ。難民認定をうける強い理由がある」と語っている。

■ソース
Treasurer Josh Frydenberg says China spy revelations are ‘very disturbing’
Chinese spy Wang Liqiang alleges Beijing ordered overseas murders, including in Australia

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る