モリソン首相、アルバネージ労働党提案蹴る

ブッシュファイア関連の対策提案を「条件反射的」

 ハワイでの家族休暇から急遽帰国したモリソン連邦首相に対して、アンソニー・アルバネージ連邦労働党党首は、「ブッシュファイア消防士らへの経済的補償など政府としてできることがあるはず」と発言した。

 これに対して、モリソン首相は、「私は適切な対策を取るためにここにいるのであり、条件反射的な行動をするためではない」と一蹴した。ただし、適切な対策の具体的な内容についてはまったく触れていない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アルバネージ党首は、連邦、州、準州のリーダーの緊急会合を開き、ブッシュファイア対策について討議するよう提案し、消防士に補償を支払う必要を述べた。

 アルバネージ氏は、「首相には直ちに3つのことを行うことを進言した。まず、オーストラリア政府間評議会(COAG)を前倒しにして、州首相や準州主席大臣とブッシュファイア対策を話し合うこと、元消防当局長官と会合を開くこと、最後に長期にわたって火災現場に詰めているボランティアの消防士を経済的に支援することだ」と語った。

 これに対して、モリソン首相は、「COAGの日取りは変えない。作業を適切に進めることが重要だ。COAG予定の前に必要があれば、元消防局長官や主席大臣、州首相が私と話し合うことを望んでいるなら日取りを変えることもするが、これまでに彼らと話し合ったところでは、いずれも現在のままで非常に快適だとしている」と語った。さらに、「ブッシュファイアなどのできごとを利用して、一部の者が政治的点数稼ぎをしようとしているがまったく役に立たないことだ。本当に役立つのは消防局長官や州首相が毎日私と話し合うことだ。私が休暇でハワイに行く前もそうしていた」と語った。

 また、補償についても検討する余地はあるが、ブッシュファイア消防士はボランティアであり、補償は優先課題ではない。全国で消防であろうとライフセーバーであろうとボランティアでやってもらっていることだ。消防局長官が語ったように消火活動に集中すべきであり、他のことに気を取られてはならないと語った。

 ボランティア消防士連合のミック・ホルトン会長は、「零細事業所の経営者は、従業員がボランティア消防士として出動している間も賃金を支払うことを義務づけられており、そのために四苦八苦している」として、なんらかの補償がなければ直接の火災被災者以外にも経済的破綻が広がることを示唆している。
■ソース
Anthony Albanese to Scott Morrison on bushfires: There are things you can do, like pay firefighters

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