「メディアで初めて知った豪軍予備役召集配備」

NSW郡部消防局長官、モリソン連邦首相を批判

 1月5日、シェーン・フィツシモンズNSW州郡部消防局(RFS)長官は、「スコット・モリソン連邦首相が、豪軍予備役を召集し、ブッシュファイア被災地復興支援に配備するということをメディアの報道で知って驚いた。追加の人員を配備する場合のロジスティックは複雑な計画を必要とするものだ」として、モリソン首相を厳しく批判した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 モリソン保守連合政権は、予備役召集配備発表までは、「ブッシュファイアは州・準州の責任」としており、ボランティア消防士の休業補償などを決めた際も、「連邦が州に協力する」という形を取っており、NSW州を特別扱いしたため、QLD州の政府やRFSがモリソン首相を批判している。しかし、予備役召集配備発表時には、「連邦政府は応対活動から積極活動に転じる。州の要請を受けずに行動する」として、態度を180度転回している。

 フィツシモンズ氏は、「連邦政府の支援には感謝するが、ロジスティックスは複雑で綿密な計画を要する。RFSは大規模疎開や大規模な人員移動を抱えて最悪の日が続いているさなかにそういう問題を押しつけられてまことに残念なことだ」と語っている。

 モリソン首相は、予備役3,000人を復興支援に配備する他、消火飛行機リースの資金として2,000万ドルを出資するとしている。

 RFS長官に知らさなかった問題で首相を弁護するリンダ・レイノルズ国防相は、「予備役配備の話は州首相には知らせていた」としており、モリソン首相も、「意思の疎通が欠けていた」ことは認めたが、問題はすべて解決したとしている。

 取材陣から、「首相にはこれまで何度も否定的なできごとが続いているが、国民は首相のリーダーシップを信じることができるの?」との質問が飛びだしたが、モリソン首相は、「批判が殺到していることは承知している。しかし、批判に気を取られてはいられない。国民も私に対する批判を気にしていない。やらなければならないことに集中するだけだ」と答えている。
■ソース
NSW fires boss criticises Prime Minister Scott Morrison as blazes destroy ‘hundreds’ more homes

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