「スポーツ交付金利益誘導は捜査対象に」

元NSW州会計検査院長が連邦腐敗疑惑に発言

 NSW州には腐敗摘発独立調査委員会という議員の腐敗行為を調査する公的機関があり、これまでにも州の議員や州首相が摘発されてきた。連邦にも同様の機関を設立するよう要求する声もあるがこれまで保守連合の抵抗に遭い、実現していない。

 元NSW州会計検査院長が、「連邦にICACがあれば、ブリジット・マッケンジー議員(前スポーツ大臣)らが絡んでいるスポーツ交付金利益誘導疑惑は必ずICACの調査対象になっていただろう」と発言している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マッケンジー議員は、交付に違法性はないと主張し、スコット・モリソン連邦首相やマイケル・マコーマック副首相はマッケンジー議員を擁護しているが、労働党に加えて自由党系無所属議員やポーリン・ハンソン・ワンネーション議員も、スポーツ交付金利益誘導問題ではICACのような調査を求めている。

 1月20日には、スコット・モリソン首相の選挙区に含まれるポート・ハッキンソン地区のサッカー・クラブが交付金発表の何週間も前に「交付金決定」と自慢しており、裏側で示し合わせがあったことを暗示している。

 発言したのは、NSW州会計検査院長を7年間務めたことのあるトニー・ハリス氏で、「スポーツ交付金疑惑が自分の管轄地域で起きていれば、自分なら必ずICACに報告している。このような疑惑なら、会計検査院長としての義務がある。また、ICACのような機関なら事件を調査することになる」と語っている。

 保守連合連邦政権が連邦ICAC設立に強硬に反対していることについて考えを求められたハリス氏は、「保守連合政権は、ICACのような機関があれば、政府の行動が真っ先に捜査対象になることをよく承知しているのだろう」と語っている。

 連邦政府のクリスチャン・ポーター法務長官は、州ICACよりも権限の限られた機関の設立を提案しているが、元NSW ICAC顧問弁護士のジェフリー・ワトソン氏は、「ポーター氏の提案するような弱体な機関なら要らない。現在全ての州と準州にあるような十分な予算と十分な権限を持った調査委員会が必要だ。これは政党政略問題ではない。今日、保守連合が追及されていても、明日には労働党が追及されるかも知れない」と語っている。
■ソース
Federal ICAC would investigate sports grants affair, former NSW auditor-general says

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