「子供の感染が心配。不公平だ」と武漢在留豪人

豪外務貿易省が「もう救出便はない」発表

 オーストラリア政府がチャーターしたカンタス機2便とニュージーランド政府のチャーター機1便で新型コロナウィルス(WHOがCOVID-19と命名)発生源の武漢および湖北省からオーストラリア国民と豪永住権者を帰還させ、クリスマス島入管収容所とダーウィン郊外の液化ガス・プラント建設労働者宿舎跡に隔離収容したが、まだ武漢にはオーストラリア人が残っており、オーストラリア政府外務貿易省(DFAT)の「もう救出便は出さない」との発表に、「子供の感染が心配。不公平だ」と不満の声を挙げている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送の推定では、武漢にはまだオーストラリア人家族が多数居住しており、いつ子供がコロナウィルスに感染するかと不安に感じている。また、これまでコロナウィルスの蔓延する一般社会から隔離して暮らしてきたが食料もつき始めている。しかも、オーストラリア政府チャーターの救援機が来るあてもなくなっている。

 また、残留オーストラリア国民の中には、救援機に乗るつもりで詳細をオーストラリア政府に届け出ていたのに救援機出発の時刻も知らされないまま飛行機は飛び立ってしまったと語る者もいる。

 DFATから残留国民宛の電子メールは、「首相発言通り、オーストラリア国民はこれ以上政府援助の出国便に頼るべきではない」としている。

 さらに、「今後も中国内居住地の当局の指示に従い、オーストラリア政府のSmartravellerウェブサイトを定期的にチェックするよう勧める」と述べている。

 武漢には少なくとも140人のオーストラリア人児童が在留しており、市域からの出入りが厳しく規制されており、保護者は、「もう救出機は来ないと言われた。政府は国民も永住権保持者も平等に扱うべきではないか」と語っている。
■ソース
Australians in Wuhan told no more evacuation flights planned out of coronavirus epicentre

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