ファーウェイ巡るイギリスとの対立拡大

豪議員団、アメリカ訪問を計画

 オーストラリア政府はファーウェイ締め出し問題でイギリスとの対立を深めており、先には連邦議会情報委員会のロンドン訪問が中止になっていたが、今度は同委員会のアメリカ訪問の予定を明らかにしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 国の基幹的な通信事業でファーウェイを締め出す方針を貫いているオーストラリア政府は、イギリスが5Gネットワーク建設にファーウェイの参入を認めることに対して警告していたが、情報委員会がイギリスに距離を置き、ファーウェイ締め出しに積極的なアメリカに接近を図っていることになり、オーストラリアとイギリスの対立が厳しくなることを示している。

 この問題に関して、両国関係者が協議した内容がオーストラリア側から漏洩されたため、ヴィッキ・トレデル英高等弁務官が、オーストラリアの2つの委員会の委員長に対して公式抗議の書簡を送るという異例の出来事があった。

 オーストラリアは5Gネットワーク建設事業から早々にファーウェイを排除していたが、イギリスなどはファーウェイを除外すべしという意見にまだ説得されていない。イギリスは、アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドという英米系5か国で組織される国際情報共有国「ファイブ・アイズ」の一員であり、アメリカ、オーストラリアからファーウェイを5Gネットワーク建設から除外するよう警告されていたが、イギリスはこれを無視した。

 情報委員会副委員長を務めるアンソニー・バーン労働党連邦下院議員が、ファーウェイ問題で、オーストラリアを訪問中だったドミニク・ラーブ英外相を厳しく非難したことがSMH紙で報道された。キャンベラで行われたこの密室でのバーン、ラーブ両氏のできごとに立ち会っていたのはトレデル氏と議会情報委員会委員長を務めているアンドルー・ヘイスティ自由党下院議員、それにデビッド・フォーセット自由党上院議員だけだった。しかし、委員会のメンバーの一人は、高等弁務官がこのような問題で公式抗議文書を書くというのは愚かな行為であり、大きな間違いだと評している。

 ジョッシュ・フライデンバーグ財相は、「オーストラリアとイギリスの関係が今ほど強い時はかつてなかったとだけは言っておきたい」としている。
■ソース
Huawei dispute with UK escalates as Australian MPs snub Britain by planning US trip

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