WA州RSL、アボリジニ旗掲揚問題で批判浴びる

「記念日の掲揚は不適切」決定取り下げる

 WA州の復員軍人同盟(RSL)が、アンザック・デーや戦没者追悼記念日のアボリジニ旗掲揚を「不適切」として、その掲揚を禁止したが、広く批判が殺到し、アボリジニ旗掲揚禁止を撤回した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 RSL WA州支部は、アンザック・デーと戦没者追悼記念日のアボリジニ文化伝統の「歓迎儀式」とアボリジニ旗掲揚を不適切として禁止することを発表していたが、一般社会からの批判が殺到し、禁止を撤回すると発表した。

 2019年にフリーマントルで行われたANZAC軍暁の式典で戦没者追悼頌歌がWA州のアボリジニのヌンガー(ヌンガーはWA州南西部の先住民族文化グループ)により翻訳され、朗読されたことについて一部のメンバーが問題視したため、2月21日、RSL WA支部は軍記念日のアボリジニの歓迎儀式やアボリジニ旗掲揚を禁止すると発表した。

 RSL WAが声明を発表し、「RSLは、記念碑などの土地の伝統的所有者に最大限の敬意を払うものではあるが、様々な文化の出身者としてこの国のために亡くなった人々に敬意を捧げることを目的として建てられた碑に対して、「歓迎儀式」を行うことは不適切と考える」と述べている。

 しかし、この声明に対して政治的立場を問わず、また政治家、一般市民を問わず各方面から直ちに厳しい批判が寄せられた。

 そのため、RSL WAのジョン・マッコートCEOが「記念行事での先住民族文化儀式に関するRSL WAの方針に対する一般社会の反応の大きさを考慮し、先の禁止を撤回する」と発表した。

 さらに、「RSL WAはオーストラリア先住民族、殊に先住民族出身将兵を高く評価し、尊敬するものであるが、先の方針が誤解を招くものであったことを認め、これを撤回する」と述べている。
■ソース
WA RSL backs down over ban on Aboriginal flag after public backlash

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