豪政府、感染症特別措置法発動の可能性強調

ウイルス・キャリアと見なされる者を拘束強制入院も

 3月3日、連邦政府法務長官は、オーストラリアの法律により、コロナウイルスの大流行を防ぐため、同ウイルスに感染しており、他の人に感染させると疑わしい人を拘束し、強制的に医療機関に収容することができる、と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この法律は2015年に制定された連邦法でほとんど適用されたことがないが、この法律を発動することで強権的な疫病対策が可能になる。

 この法律は「2015年制定バイオセキュリティ法」と名付けられており、連邦の主席医務官が兼任するバイオセキュリティ長官に厳重な疫病抑制対策実施の権限を与えている。

 クリスチャン・ポーター法務長官は、「この法律に基づく命令は、状況への対応としてもっとも効果的であり、かつ個人の人権や自由に対する侵害が最小限になるようなものでなければならず、さらにどのような場合にも正当かつ妥当でなければならない」と語っている。

 もっとも極端な場合にはコロナウイルスの症状を示していたり、あるいはコロナウイルスにさらされたことが明らかな場合に、その者が保健当局の指示に抵抗した場合、その者の自由を拘束し、強制的に治療を受けさせたり、除染することができる。

 ポーター長官は、「この法律により拘束も可能ではあるが、まず適用することはなく、あくまでも最後の手段であり、医療施設に入るよう命令したり、あるいはオーストラリアに入国した後、そのまま出国しようとした場合などにその者を拘束することができるということだ」と述べている。

 この法律の統制命令には様々な手段が規定されており、自宅隔離、ガウン、マスクなどの防護具着用、医療専門家の診察、検査サンプルの提供、ワクチンその他の治療などを指示することができる。

 そのほか、ウイルスの広がりを防ぐため特定地域を封鎖、隔離することもできる。
■ソース
Australians could be detained or forced into treatment to prevent the spread of coronavirus. Here’s how

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