歌手ミッシー・ヒギンズの父親、VIC州政府に反論

体調を崩したまま患者を診察、ウイルス陽性判定

 メルボルンでGPを務めるクリス・ヒギンズ氏は歌手ミッシー・ヒギンズさんの父親で、軽いカゼの後に大勢の患者を診察していたが検査でコロナウイルス陽性と判定されたことで、VIC州政府のジェニー・ミカコス保健相に批判された。

 これに対して、ヒギンズ医師がフェースブックで反批判し、大臣の謝罪を求めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 メルボルンのトゥーラック・クリニックの医師、ヒギンズ氏はアメリカ旅行中に体調を崩し、その後2月29日にオーストラリアに帰ってから3月6日に検査でコロナウイルス陽性と判定されるまで70人ほどの患者を診察しており、VIC州11人目の患者になった。

 ミカコス大臣は、記者会見で、ヒギンズ氏の名前は出さずに、「インフルエンザのような症状で患者を診る仕事をする医者には驚いた。海外から帰ってきてカゼやインフルエンザの症状があれば自宅に閉じこもっているよう忠告する」と発言している。

 これに対して、ヒギンズ氏は、「2月29日にアメリカから戻った時には軽いカゼの症状だったが3月2日にはすっかり快復していたから、仕事に戻っただけだ。スワッブ検査でも、要検査条件に合わなかったから検査をためらった。陽性になるとは思ってもみなかった」と語っている。

 さらに、「ミカコス大臣の発言は安っぽい政治目的でしかなく、事実関係を誤っている。謝罪を求める」と述べている。

 フェースブックでのヒギンズ氏の発言には同氏を支持する発言が医師や豪医師会(AMA)などからも相次いでいる。

 3月7日にミカコス大臣は声明を発表したが、ヒギンズ氏に対する謝罪はなく、「体調が悪くても仕事に出なければならないプレッシャーを感じている医療職員の立場は理解するが、現在は特別な状況だ。すべての者がウイルスの広がりを防ぐ責任を負っている。体調が悪ければ仕事に出ない決断が重要だ」と述べている。
■ソース
Coronavirus-infected GP Chris Higgins hits back after criticism from Victorian Health Minister

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