「学校閉鎖せず、生徒を学校に集めておくべし」

NSW州教育省がコロナウイルス対策発表

 NSW州教育省のマーク・スコット事務次官は、「NSW州全域で学校閉鎖することは、生徒を一般社会に放置することになり、コロナウイルス感染を広げる結果になりかねない」と発言している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同省は、この週末に各学校に宛て、この疫病への対応について通達を送ることになっているが、スコット事務次官は、「一斉学校閉鎖は必ずしも感染の広がりを防ぐことにはならないだろう。学校を閉鎖すれば、子供達はショッピング・センターや遊び場、映画館などに集まるか、祖父母が世話をすることになるだろう。それでは社会にウイルスが広まることを抑制する助けにはならないのではないか」と語っている。

 NSW州には公立私立を合わせて100万人を超える生徒がおり、事務次官は、「NSW州保健局からのアドバイスは、対策を学校内で管理すること、また学校は授業を続けること」と続けている。

 教育省からの通達では学校側は休み時間や昼食時間を学年でずらすことで生徒の濃厚接触を減らすことや朝礼などの集まりを続けるかどうかなども決定するよう指示される他、スコット事務次官は保護者に向けて、「子供が病気になれば学校を休ませるよう。特に子供が重症のカゼ、咳、熱、呼吸器系疾患、インフルエンザ様症状などを示した場合は病気を押して学校に送ることはすべきではない。また、子供が少しカゼ気味という時に無理に学校に行かせることも多いが、今はそうしない方がいい」と呼びかけている。

 全豪学校長協議会では、「このような時期、50歳以上の教職員や校長、教頭などは生徒よりもリスクが大きいという問題がある。教職員が病気で学校に行けない場合に備えた対策も編成しているが、難しい問題だ。学校の責任者はほとんどどこでも50代以上であり、その人達が感染した場合には誰か代わりの者が学校の責任統括者にならなければならない」と語っている。

 3月13日にはカトゥーンバ高校が休校しており、コロナウイルスで休校するのはNSW州内で4校めとなった。
■ソース
Coronavirus may not spread as fast if schools kept open, NSW Education Department says

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