「自己隔離で収入を失うカジュアル労働者に補償を」

連邦緑の党が議員立法提出に向けて発表

 連邦政府のコロナウイルス対応計画では、2週間の自己隔離や入院を余儀なくされたカジュアル雇用労働者はその期間の収入を失うことになる。3月12日、スコット・モリソン連邦首相は、「コロナウイルスに感染したり、自己隔離するために仕事を休むカジュアル労働者は、既存の「疾病手当」を申請することができると語っている。

 しかし、アダム・バント緑の党党首は、「すべての労働者にコロナウイルス疾病手当を支払う法制」を政府に要求している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 TAS州のホバートでは、カジュアル労働者がコロナウイルス検査を受け、結果が出る前にカジュアルで働きに出たというできごとがあり、労働党、緑の党、労組は、公衆衛生のためにもウイルス感染で休業して収入を失う労働者に対して収入を補償する法制を求めている。

 カジュアル労働者は病気有給休暇が適用されないが、政府の疾病手当を申請することができる。この福祉手当は独身なら週$280、扶養家族のいる独身なら週$302.35が支給される。

 しかし、緑の党が依頼して議会図書館が調べたところでは、国内260万人のカジュアル労働者の60%は週$400を得ている。そのため、カジュアル労働者が14日間の自己隔離に入った場合、福祉金と本来得られる賃金の差はかなり大きな額になる。

 ウールワース、ANZ、CBA、ウエストパックなど大手企業は、コロナウイルス問題に対応し、カジュアル雇用労働者にも条件つきで有給休暇を提供しているが、中小事業所ではそれほどの経済力はない。しかも、カジュアル労働者が疾病手当を申請しても現金が手元に届くまでに最高13週間かかる。

 アン・ラストン社会保障担当相の広報担当官は、「社会保障や福祉金は命綱ではあっても賃金の代わりではない。自分でサポートできない人にサポートを与えることが主旨だ」と述べている。
■ソース
Many casuals to lose hundreds from coronavirus isolation measures

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る