中銀、政策金利の緊急切り下げで0.25%に

コロナウイルス・パンデミック不況に備え

 3月19日、豪中銀(RBA)は、臨時に政策金利切り下げを行い、これまでの0.5%からさらに切り下げて0.25%という記録的な低利を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、コロナウイルス・パンデミック不況を防ぐための臨時措置も発表した。

 RBAは初の量的緩和措置として豪国債を買うことになり、市中銀行に低利貸付を行うため、資金供給ファシリティを用意する。

 国内経済は依然として急激に悪化しており、パニックになった投資家が国内証券市場で何十億ドルもの額の損失を招いている。

 量的緩和について言えば、RBAは、世界金融危機やその前のアメリカでの9月11日同時航空機テロ攻撃など最近の歴史でも最悪の惨事においても抜かなかった伝家の宝刀を抜いたことになる。

 RBAの発表の直前、豪ドルは2002年10月以来の最安値にまで下落し、1豪ドルが55.08米セントで取引された。そのため、豪ドルは2020年に入って20%価値を減じたことになる。

 フィリップ・ロウRBA総裁は、「完全雇用に向けた努力が効果を挙げ、インフレが長期的に2%から3%の間に留まることが予想されるようになるまで金利を0.25%に留める」と語り、さらに、「今後かなりの失業が予想されるため、今後何年間もこの金利水準が続くことも考えられる」としている。

 さらに、「コロナウイルスの影響が来るまで、ごく緩慢なものではあったが国内経済は完全雇用とインフレ・ターゲット実現に向かっていた。しかし、最近のコロナウイルスの影響で状況が大きく変わってしまった。今後かなり長期にわたってこの利率が続くことになる」と語っている。

 また、「状況は余りにも流動的であり、新しく経済展望を述べることはできない。しかし、経済活動や所得が大きな打撃を受け、今後何か月も続くことは予想される。また、大規模な失業も予想される」と語った。
■ソース
RBA slashes interest rates to 0.25pc in emergency cut amid coronavirus pandemic

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