シドニーの病院で若いコロナウイルス患者も重症に

40代、50代が警告を軽んじて感染か

 シドニーの病院の集中治療室(ICU)では、40代、50代の患者が重症で治療を受けており、医療専門家は、若い世代が保健衛生の警告を無視して自分達自身ばかりか疾患で重症になりやすい人々を危険にさらしているのではないかと懸念している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 3月24日午前、ケリー・チャント州主席医務官が、「過去24時間のコロナウイルス新患者は149人で合計818人。1日の増加率としてはこれまでで最大」と発表した。

 3月23日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、「パブ、クラブ、ジム、映画館、娯楽施設など不要不急の業務をすべて強制停止」とする全国閣僚会議の決定を支持した。閣僚会議の決定は、感染の伝播を防止するためだが、NSW州内の病院のICUに収容されているコロナウイルス患者13人に40代半ばから50代の患者がおり、他にも数人が重症の呼吸器系症状でコロナウイルス検査結果待ちになっている。

 匿名を条件に話す病院職員は、「若い人達も入ってくる。非常に心配だ。これは普通のインフルエンザじゃないと言うことをよく認識してもらいたい」と証言している。

 コロナウイルスは高齢者や呼吸器系、循環器系、糖尿病などの持病のある人々が重症になりやすいが、多くの医師は、「感染者の80%は軽症または無症状のまま快復するという情報のため、若い人達はこのウイルスに対して免疫があるとでも思い込んでいるのではないか。その若い人達が体の弱い人々を感染させる可能性がある」と懸念しており、その病院職員も、「人々を不安にさせたくはないが、この感染症に対してみんなが深刻に受け止めてからの話だ」と語っている。

 連邦政府のブレンダン・マーフィ主席医務官も、「この感染症に対して人々が無頓着すぎるため、不要不急の業務を停止するというかなり厳しい措置を取らざるを得ない」と語っている。
■ソース
Younger people critically ill with coronavirus in Sydney hospitals

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