「今すぐ断固とした国全体の封鎖をすべき」

コロナウイルス専門家諮問パネルの発言

 コロナウイルス専門家諮問パネルの主要メンバーが、政府の段階的活動停止策に対する不満を語っており、政府が直ちに断固とした措置を取らなければ感染死者の数が大きくなるだろうと語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW大学のバイオセキュリティ・プログラム所属の感染症専門家、レイナ・マッキンタイア教授は、国内主要大学が参加する専門家パネルのメンバーであり、このパネルは、感染者の激増を防ぐためには直ちに短期的な断固とした国全体の閉鎖を勧告しているが、政府はその勧告を退けている。

 マッキンタイア教授は、「政府が短期的にもっと包括的な封鎖措置を取るものと期待していたが、そうはならなかった。政府のやり方は少しずつ小出しにするようなやり方であり、市中感染を防ぐのには効果的ではない」と語っている。

 また、「パネリストの大多数は、疫学、バイオエシック、医学などの分野の専門家だが、政府に対して短い重要なチャンスを逃さず行動するように説いてきた。パネル・メンバーの大多数は、直ちに断固とした対策という考えを支持している。感染速度にブレーキを踏み込み、疫病をもっと抑え込むことをすれば発症も減ることになる」と語っている。

 さらに、「他の可能性では、感染症の蔓延が手に負えなくなり、医療制度が崩壊するまで待つことしかできない。そうすれば、イタリアやスペインのようなことになるだろう。そうなると蔓延を抑え込むことは難しくなるだろうし、回復にもはるかに時間がかかることになる」と語っている。

 ブレンダン・マーフィ連邦主席医務官は、「政府はそのパネル以外にも、Communicable Disease Network of AustraliaやAustralian Health Protection Principal Committeeなどからの答申も得ている」と語っている。

 スコット・モリソン連邦首相は、「国内連邦、州、準州の主席医務官で構成されるAustralian Health Protection Principal Committeeはまだ全面的な閉鎖措置を勧告していない」と反論している。
■ソース
Coronavirus expert advisory panel member calls on Federal Government to lock Australia down

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