コロナウイルス新感染発生率安定化の兆し

NSW州政府はさらに社会規制を強める方針

 3月30日、コロナウイルス新感染発生率に安定化の兆しが見られることから、NSW州政府は州首相の唱える社会規制をさらに強化し、ウイルスの蔓延を抑える戦略を明らかにした。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 この日、グラディス・ベレジクリアン州首相は、屋外で2人以上が集まることを禁止する措置に伴い、警察にこれを解散させる権限を与える考えを明らかにした。スコット・モリソン連邦首相は同29日に同様の措置を発表していた。

 また、NSW州政府のケリー・チャント主席医務官は、州の新感染者数は29日午後8時から30日午後8時までの24時間に127人、合計患者数で1,918人になっており、前日の発生数が174人、その前日は212人と新感染者発生数が徐々に下がってきていると発表した。チャント医務官は、「この傾向は喜ばしいことだが、重要なのは長期的な傾向だ」と語っている。NSW州の患者は1,185人が海外感染であり、26人がICUで治療を受けており、そのうち13人が人工呼吸器をつけている。

 30日、ベレジクリアン州首相は、31日午前零時より、NSW州で新規則が実施され、州民は厳格な社交距離規則に従うことが強制されると発表した。

 州首相は、「20代30代もコロナウイルスに免疫を持っているわけではない。ウイルスを広めるリスクを冒さないで欲しい」と呼びかけていることが示すように、年齢別で見れば20歳から29歳がもっとも感染率が高い。州首相は、「まだ、正しいことをしようとしないグループがある。それでも、今現在、オーストラリア以外のところにいたいとは思わない」と語っている。

 また、ベレジクリアン州首相は、「70歳以上の人々は感染すると重症になりやすいので、できる限り自宅に閉じこもっているよう勧める」と語っている。

 ミック・フラーNSW州警察長官は、「今夜24時を過ぎれば新しく2人以上の集団禁止令が実施され、警察官は取り締まる権限を与えられる。違反者には現場で違反通告を発行できるし、悪質な違反者には逮捕起訴で臨み、最高6か月の禁固刑もあり得る」と語っている。
■ソース
NSW to enforce PM’s social restrictions amid ‘stabilisation’ in coronavirus cases

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