コロナウイルス感染患者の出たクルーズ船出港拒否

41人の患者を出したアータニアが国境警備部に書簡

 クルーズ船、アータニアは船上で大勢のコロナウイルス患者を出したため、最終的にWA州政府が人道措置としてフリーマントル港着岸を許可し、西オーストラリア州民はロットネスト島のリゾートに14日間隔離、州外のオーストラリア人はパース市内のホテルに14日間隔離、外国人乗客は直接空港に運ばれ、そこからチャーター機でドイツに帰った。

 その後、アータニアの乗員が国境警備部に4月14日まで出港を拒否する内容の書簡を送った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現在アータニアには残すところ450人の乗組員と12人程度の船客がおり、乗員は4月14日まではフリーマントル港に留まることを要求している。

 一方、WA州保健局は同船でさらに何十人もの感染者が出ることを恐れており、オーストラリア国境警備部(ABF)は同船に対してフリーマントル港を出るよう指示したが、乗員らが「もう2週間、フリーマントルで待機することを望む」と要求しており、船内にはオーストラリア人は一人もいない。

 同船の船客、乗員あわせて41人がコロナウイルスに感染しており、病院で手当を受けているが、数人が重体と伝えられている。

 しかし、WA州保健当局は、船上の乗員、船客からさらにウイルス感染者が出ることを懸念しており、もし、感染者が増えれば、WA州の病院がさらに圧迫されることになる。

 乗員は14日間のフリーマントル停泊とともに船内の洗浄消毒も要求しており、4月14日までにさらに感染者が出れば直ちにWA州の病院で治療を受けることができるという考えがあるものと見られている。

 しかし、マーク・マクガワンWA州首相は、「同船がWA州に留まらなければならない理由はない」と語っており、アンドルー・ロバートソン州主席医務官は、「他のクルーズ船のウイルス感染の状況を考えれば、アータニアでもさらに患者が出ることが考えられる」と語っている。

 船内に残っている乗客は持病があり、飛行機の旅行に耐えないと診断されている。
■ソース
Coronavirus cruise ship Artania refuses to leave WA port of Fremantle in letter to Australian Border Force

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る