SMHコロナウイルス・アップデート 3 4月4日

NSW主席医務官「保健局は横浜に学んだ」

 NSW州政府のケリー・チャント主席医務官は、ルビー・プリンセスから2700人の船客を下船させたことについて、「NSW州保健局は横浜のダイアモンド・プリンセス事件から多くを学んでおり、クルーズ船内で感染者が発生したと疑われる場合には船客乗員をすべて下船させる方針を立てていた。しかし、もう少しリスク評価で軽度のリスクと分かっていればちょっと違うやり方をしたと思う」と語っている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 社会規制が一部緩和され、葬儀については葬儀を実行する人々の他に10人の参列者が認められることになった。また、キャラバン・パークは、一晩宿泊の旅行者、地元で仕事をする人々、定住所を持っているが、一時的に使えなくなっている人々を泊めることができるようになった。長距離トラック運転手は運転中にトラック・ストップで休むことが認められる、基礎食料品、家畜、繊維、作物の競売は従来通り実施される。

 NSW州の新陽性者は、前日の91人から増えて104人。同州の患者総数は2,494人、死者は12人。1日で3,540人の検査が行われ、これまでに117,633人の検査を行ったことになる。

 QLD州では新陽性者27人で合計900人になった。また、これまでの検査総数は54,000人。しかし、アナスタシア・パラシェイ州首相は、「QLD州の患者数はまだピークにも達しておらず、平坦線にも入っていないことから、ピークは7月から9月にかけての時期になると予想される」と語っている。

 NSW大学のメリー=ルイーズ・マクロウズ教授は、「国内の大半の新陽性者は旅行者かまたは濃厚接触者であり、このまま社会的距離規則を続けることでコロナウイルスを抑制することができる」と語っている。

 海外に足止めされているオーストラリア人はまだ千人を超えており、その人々を帰国させるため、カンタス航空とバージン社が連邦政府と協議し、政府が4本の国際線のフライトの経済的援助をすることが合意した。両社は、ロサンジェルス、香港、ロンドン、オークランドに飛行機を飛ばし、オーストラリア国民を連れ戻すことになった。ただし、帰国を希望する者は運賃を自己負担しなければならない。4月3日にはスコット・モリソン連邦首相が、「海外で足止めされている国民の帰国は優先問題ではない」と発言していた。

 疫学専門家は、「国内の新感染者率がどんどん下がっており、今後9日ほどで1日の新陽性者数は二桁まで下がるだろう」と予想している。
■ソース
Coronavirus updates LIVE: Global COVID-19 cases surpass 1 million, Australian death toll hits 30

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