「来週のウイルス陽性者は海外帰国者が大部分」

ブレンダン・マーフィ連邦主席医務官が予想

 国内では、大半のビジネスが休業し、自宅待機や社会的距離で圧倒的大多数の国民が協力しており、新規陽性感染者数が日ごとに低下している。

 ブレンダン・マーフィ連邦主席医務官は、「国民の圧倒的大多数の協力によってコロナウイルスを制圧する方向に進んでいる」と国民を称賛し、「来週の新規陽性者数はほとんどが海外から帰国してきた人々ということになり、新たな感染のリスクになるだろう」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 4月12日朝には、南極クルーズ船「グレッグ・モーティマー」の100人を超えるオーストラリア人船客がメルボルンのタラマリン空港に到着している。このクルーズ船では相当数がコロナウイルスに感染しており、ウルグアイ政府が人道措置として同船のモンテビデオ港入港を認め、船客を飛行機で本国に帰している。

 マーフィ教授は、「オーストラリアはコロナウイルス対策でかなり成功しているが、油断するわけにはいかない。私たちは毎日のように新感染者数を減らしてきたが、市中感染はウイルス感染を激しい勢いで広げることができる。社会には突きとめられていない感染者が大勢いてまだまだウイルスを広めることができる状態にある」と語っている。

 オーストラリアは海外からの旅行者の入国を規制しており、国境を封鎖しているが、帰国者に対しては門戸を開いている。マーフィ教授は、「国内の陽性者の3分の2のうちほとんどが帰国者で、ごく少数が海外旅行者だ。来週の新陽性患者はほとんどが帰国者ということになるだろう」としている。

 グレッグ・モーティマーからの帰国者はメルボルン到着後直ちに14日間の自己隔離に入った。

 マーフィ教授は、「世界的にウイルス感染者が大きな問題にならなくなるまで何らかの国境規制は続くだろう。また、ワクチンが開発されるまで、自宅待機に類した規制が続くだろう」と語っている。
■ソース
Most Australian coronavirus cases in next week likely to be travellers returning home, Chief Medical Officer Brendan Murphy says

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