連邦のコロナウイルス追跡アプリに連邦議員が反発

携帯電話のアプリで人の動きを監視する機能

 携帯電話にアプリをインストールし、立ち上げておくと、携帯電話の軌跡を記録し、後に感染が明らかになった人物と接近していたことを突きとめることができるシステムを連邦政府が計画しており、いくつかの企業がすでに実用化アプリ提供の用意があるとしている。

 このようなシステムでは携帯電話所有者のプライバシーが問題になるが、メーカー側は「データを匿名化するため、所有者のプライバシーが漏れることはない」と発表しているが、連邦与党議員からもプライバシー侵害を懸念し、アプリをインストールしないと言明する声が出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 このアプリは、40%以上の人がインストールしないと効果が出ないとされている。

 スコット・モリソン連邦首相は、与党議員からの反対に、プライバシー侵害がないことを国民に納得させる努力を求められている。

 その主な手続きとして、このソフトウエアのインストール義務化は将来もないこと、また、システムの技術情報を国民に公開することなどがある。

 「COVID-19追跡」アプリは、間もなく発表されるが、インストールはあくまでも任意であり、医療従事者に協力し、社会を守り、一刻も早く経済を再び活気づけるために国民の協力を求めるとしている。

 しかし、元連邦副首相のバーナビー・ジョイス国民党議員が、「プライバシーの懸念が払拭されるまでダウンロードしない」と発言している。

 一方、スチュアート・ロバート社会福祉担当大臣は、「社会的距離などを緩和するためにはこのアプリが重要な役割を果たす。このアプリにはジオロケーションや監視、追跡機能は組み込まれていない。また、感染状況が改善すれば利用者はアプリをアンインストールすることができるし、政府もデータをすべて破棄する」と語っている。

 自由党議員に影響力を持つリバタリアン系シンクタンクのInstitute of Public Affairsのジョン・ロスカム理事長は、「このアプリはまったくひどく、危険なシステムだ。このような情報を政府や技術企業に預けることはできない。自由党の基本に反するものだ」と語っている。

 トニー・アボット元首相の北シドニーの選挙区を獲得したザリ・ステガル無所属議員は、「追跡アプリを国民が受け入れるためには、政府に対する信頼の欠如、政府の透明性の欠如が最大の障碍だ」と評している。
■ソース
MPs refuse to download official COVID-19 app and demand privacy guarantees

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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