「コロナウイルスで世界大恐慌以来の経済収縮」

ロウ中銀総裁がオーストラリア経済に警告

 4月21日、フィリップ・ロウ中銀(RBA)総裁は、「コロナウイルスの影響で、今年のオースとラリ経済は1929年の世界大恐慌以来最大の経済収縮が起きるだろう」と警告している。

 シドニーのナショナル・プレス・クラブで講演で、ロウ博士は、2020年前半には国民産出量が約10%低下する、また、国内総労働時間も6月までに20%前後減ることになる。失業率は6月までに10%前後に上昇すると推定している。ただし、事業体が雇用削減の代わりに労働時間の短縮で乗り切るならこれよりましな数字になるだろう。連邦政府のJobKeeper賃金補助制度がなければ失業率もはるかに高い数字になるだろうと語っている。

 さらに、「2020年の第二四半期にはインフレ率もかなり低下することになる。この中で原油価格が大きく下落し、無料保育所などにより、6月にはインフレ率がマイナスに下がる見込みだ。もし、そうなれば1960年代初頭以来初めてのできごとになる。ただし、パンデミックが起きる前にはオーストラリア経済は比較的好調だった。しかし、今後の何か月か、経済のデータが報告されて行くにつれてオーストラリア経済の厳しい状況が明らかになっていくだろう」と語っている。

 「ただし、このコロナウイルス蔓延とそれに対する対策の時期が過ぎ、向こう側に着地するべく橋渡しができれば、オーストラリア社会は回復し、経済も再び強力に成長することだろう」としている。

 また、「経済回復のタイミングとその速さは、どれほどの期間、経済活動を制限していなければならないかということによるし、さらには、どれほど効果的にウイルスを抑制することができるかにかかっている。社会的距離などの規制の廃止を急ぐべきではないが、考えられるシナリオとしては、2020年中期に向かって徐々に規制を緩めていき、年内にほぼ完全に規制が解除されるだろう。それでも、海外との行き来は依然として制限されるだろう」としている。

 また、社会規制についても、「長く続けすぎたり、あるいは解除が早すぎればダメージも大きいだろう。また、回復のタイミングについても、何事もなかったかのように回復することも期待できない。今回の出来事は長く影を落とすことになるだろ」としている。
■ソース
Coronavirus to lead to biggest contraction of Australia’s economy since Great Depression, Reserve Bank warns

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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