「地元選挙民には申し訳ないが体力の限界」

マイク・ケリー労働党連邦下院議員政界引退表明

 4月30日、労働党のマイク・ケリー連邦議会下院議員は病気を抑えて何か月も議員を務めてきたが、体力的に限界に来たとして政界引退を表明した。

 ケリー議員の辞職に伴い、NSW州南部のエデン・モナロ選挙区では補欠選挙が’行われることになるが、同選挙区で名乗りを上げる候補者は自由党候補が圧倒的に知名度があり、21世紀に入って初めて、この選挙区が政府与党議員を出す可能性が生まれた。

 ケリー博士は陸軍出身で、2007年にエデン・モナロ選挙区で初当選、連邦議会入りしていたが、最近は、軍隊時代に何度も激しい脱水状態を経験しており、そのために腎臓を痛めたことからこの半年間にも10回に及ぶ外科手術をしている。

 ケリー博士は防衛資材担当相を務めたこともあるが、NSW州南東部の広い地域をカバーする選挙区はベガの海岸から内陸のクエンビヤン、スノーイー・マウンテンにまで広がっており、ケルティ氏は選挙区を回ることも難しくなった。補欠選挙で誰が議員に選ばれても、ブッシュファイアに続いてコロナウイルスの仕打ちを受けた同地域を一刻も早く回復させる仕事に就くだろうと語っている。

 また、「議会に相互の敬意と与野党協力の気風を取り戻し、コロナウイルス制圧後の経済回復には気候変動対策を盛り込むべきだ」と語っている。

 さらに、「軍隊経験では、ソマリアの残虐な部族グループや東チモールの殺人的な武装組織など人間の極悪を見てきた。そのため、政治をよく見渡すことができる状況では対立する政党の議員であってもまっとうな人間として対応するよう努めてきた。何よりも国益が優先されなければならない」と語っている。

 アンソニー・アルバネージ労働党党首は、「ケリー議員は、夏のブッシュファイアで自分の選挙区が悲惨な損害を被っている時期にも極めてまれな人柄を示した」と語っている。
■ソース
‘Can’t do that physically any more’: Labor MP Mike Kelly resigns from Parliament

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