連邦教育相が、「言い過ぎた」と謝罪

VIC州政府との「登校論争」激化

 ダニエル・アンドルーVIC州政府が、コロナウイルス流行下での学校授業再開に難色を示していることに対して、保守連合連邦政府のダン・ティーハン教育相がメディアで激しい口調の非難発言をした上に、QLD州選出の自由国民党連邦議会議員が、「学校が授業拒否するようなら保護者は警察を呼べ」と発言するに至って、連邦労働党議員から批判が出た。結局、ティーハン大臣が、「言いすぎた」と謝罪することで決着に向かっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 VIC州では児童生徒の97%がオンライン教室での遠隔授業を受けるという状況があるが、連邦政府は、州、準州管轄の公立学校が6月までには学校での教師と児童生徒が直接対面する授業に戻ることを求めている。これに対して、VIC州政府は、「学校授業をいつ始めるかについては連邦政府の意向ではなく、州保健機関の答申に基づいて決める」と発表している。

 ABC放送番組「Insiders」で、ティーハン大臣は、「ダニエル・アンドルーズに聞きたい。コロナウイルスに力づくで対応するというのは分かるが、州教育制度まで力づくというのはいかがなものかな?」と語り、さらに、「アンドルーズ州首相のリーダーシップの失敗だ」と非難した。

 その1時間後、VIC州の一校でコロナウイルスが発生したことから、その学校が閉鎖されるというできごとがあった。

 翌日の5月3日午後、ティーハン大臣が声明を発表し、「言いすぎた」と謝罪し、「この問題では私も不満が募っており、そのためにアンドルーズ州首相のリーダーシップを疑問にする発言になってしまった。取り消したい」と述べている。

 ティーハン発言の1時間後に、VIC州のジェニー・ミカコス保健相が、「メドウグレン小学校でウイルス陽性患者が出たため、学校施設消毒の間3日間学校閉鎖する」と発表している。
■ソース
Dan Tehan admits he ‘overstepped the mark’ in attack on Daniel Andrews over coronavirus schools closure

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