連邦主席医務官「社会的規制の段階的緩和可能」

「ただし、社会的距離制度は当分維持が必要」

 連邦政府のブレンダン・マーフィ主席医務官は、「すでに425万の国民がCOVIDSafe追跡appをダウンロードした。これでウイルス制圧に対する懸念もやわらぐことと思う。また、各州リーダーもさらに大胆な規制緩和に向かうことができる」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 5月8日に全国閣僚会議がコロナウイルス社会規制の一部緩和を検討することになっており、そうなれば最後に出された規制から解除していくと予想される。

 マーフィ氏は、「一方、スマートフォンを持つ成人の約4分の1がすでにCOVIDSafe appをダウンロード、インストールしているが、今後、連邦、州、準州が社会規制の緩和を考えるためにはもっと大勢の人がこのappをインストールすることが必要だ」と語っている。

 また、「さらに大勢の国民がこのappをインストールすれば、連邦、州、準州のリーダー達も安心して大胆な規制緩和を決めることができる」と語っている。

 全国閣僚会議では、規制緩和の前提としてオーストラリア社会が3つのテストに合格しなければならない。その3つのテストとして、ウイルス感染検査の範囲を広げること、濃厚接触の追跡を可能にすること、また、医療部門が感染の急増にも対応できることが挙げられている。

 コロナウイルスの広がりを抑えるためには、基本再生産数は1.0未満でなければならないが、これまでの基本再生産数極大値は3月8日の1.31で、その後4月26日に極小値0.86を取っており、5月3日には0.98と少し大きくなっている。

 また、マーフィ教授は、「突発的な大発生を防ぐため、緩和は少しずつ時間をおいて進めていくことになるだろう」と語り、「今週中にも一部の緩和があるだろうが、このコロナウイルス蔓延が去っても、長期的な変化を受け入れなければならないだろう。まず、社会の広い範囲で衛生対策の変更が迫られている。コロナウイルスがなくても、インフルエンザ、普通のカゼ、胃腸炎その他の感染症が残っている。オーストラリアは豊かな先進国だが、衛生問題ではあまりにも無頓着すぎた。コロナウイルス対策で取り上げられた衛生問題はその後も残っているはずだ」と語っている。
■ソース
Chief Medical Officer expects staged easing of coronavirus restrictions but wants physical distancing maintained

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