VICコロナウイルス・クラスターに連邦政府の調査

メルボルン食肉企業で49人が感染、他にも伝播

 連邦の保健当局は、VIC州メルボルン市ブルックリン地区の屠畜食肉会社を舞台に発生したコロナウイルス感染クラスターを調査する意図を明らかにした。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 問題の屠畜食肉会社、シダー・ミーツ社では49人が陽性と判定され、さらに他の施設での感染にも関連があると見られている。

 このクラスターに対して、野党保守連合は、「VIC州のルビー・プリンセス事件だ」として、感染源調査を要求しており、これに対して、労働党州政権のジェニー・ミカコス保健相は、「政府は、シダー・ミーツ社の感染クラスター事故に完全に適切な対応をしてきた」と語っている。

 5月6日、連邦政府は、「連邦の食肉検査官が同屠畜場を4月に立ち入り検査しており、屠畜場が汚染されていれば検査官自身がウイルスを他の施設に広げた可能性があるとして、調査を検討している。

 このクラスターではシダー・ミーツ社の社員が一人が4月2日に陽性判定を受けており、直ちに同社の社員350人が隔離に入っている。野党保守連合は、「ダニエル・アンドルー労働党政権は、最初の感染者の感染源調査を怠ったことでクラスターになることを防げなかった」としている。

 メルボルン市ではフッツクレイ地区の高齢者施設職員がシダー・ミーツ社の社員と濃厚接触があり、検査でコロナウイルス陽性と判定されたため、職員、入居者全員が検査を受ける結果になった。

 マイケル・オブライエンVIC州自由党党首は、この屠畜場のクラスターをNSW州シドニーのルビー・プリンセス・クラスター事故になぞらえ、「いずれも州政権の無能力の結果だ」として、グラディス・ベレジクリアン保守連合NSW州政権とアンドルーVIC州政権を批判している。

 このクラスター事故では、労働党に近い全豪労働評議会(ACTU)のサリー・マクマナス書記長も、「この屠畜場クラスター問題を適切に措置しなかったことは確かだ」と批判している。
■ソース
Federal probe into COVID-19 cluster at Melbourne abattoir

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