習主席、WHO主導コロナウイルス調査委員会支持

「密猟者が保護官兼ねるようなもの」と豪政府閣僚

 中国の習近平主席が世界保健総会でビデオを通して演説、武漢でのコロナウイルス大発生時の当局の行動を弁護し、さらに、「ウイルス蔓延が沈静化した後にWHO主導で世界の対応について包括的な調査を行うことを支持する」と発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 習主席は、「コロナウイルス大発生の時期を通じて、「オープンかつ高い透明性で対応してきた。また、WHO主導のパンデミック調査を支持する。調査は客観的かつプロフェッショナルで不偏不党の立場で行わなければならない」と発言した。

 オーストラリアはEUが要求している独立調査委員会案を支持すると見られている。

 アメリカは、中国がコロナウイルス発生当初の状況を隠蔽しようとしていると批判し、WHOへの拠出金を永久的に停止すると発言している。

 一方、習主席は、中国は今後2年間のコロナウイルス対策のために20億米ドルを約束した他、中国で開発されるワクチンは世界の利益のために提供すると発言した。しかし、オーストラリアとEUが策定している独立調査委員会への中国の態度は明らかにしなかった。

 世界保健総会はジュネーブの世界保健機関(WHO)参加国194か国で構成される年次総会だが、今年はコロナウイルス蔓延のため、総会はオンラインで行われている。

 4月にドナルド・トランプ米大統領が、「WHOは中国の代弁者に成り果てている」と発言しており、5月18日にはアレックス・アザール厚生長官が、中国の名前を出さずに、WHOも連帯責任があると発言している。

 中国の態度とは対照的に、WHO加盟国の120近い国とオーストラリアは、EUが提出した、コロナウイルスに対する世界の反応に対して、不偏独立包括的な調査の動議を支持している。
■ソース
Chinese President Xi Jinping defends coronavirus response, backs WHO-led investigation

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