パース、ダーウィンで「Black Lives Matter」行動

シドニー、ブリスベン、メルボルンで「難民支援」行動

 6月13日、国内主要都市で2つのタイプの抗議行動が開かれた。シドニーではすでに裁判所の差止命令が出ており、主催者に罰金通告が送られている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NTのダーウィンとQLD州のイニスフェイルでは、コロナウイルス社会規制がまだ敷かれているが規制内として当局からの許可が出ている。

 また、WA州パースではマーク・マクガワン州首相が、「コロナウイルス蔓延がおさまるまで延期するように」と団体に呼びかけ、パース市当局は許可を出さなかったが、「Black Lives Matter」抗議行動が開かれた。会場ではハンド・サニタイザーやマスクが配布され、主催者も社会的距離を保つよう呼びかけた。また、5月にピルバラ地域で鉱山企業リオ・ティント社が46,000年前のアボリジニ遺跡を鉱山の発破で破壊してしまったことに抗議する演説があった。

 メルボルン、ブリスベン、シドニーでは「難民の権利」要求行動が開かれた。

 ダーウィンのNTでは現在コロナウイルス患者がおらず、主催者が道路使用許可とともにCOVID-19安全計画を提出し、500人を超える集会が許可された。

 また、QLD州最北部の小さな町、イニスフェイルでは雨にもかかわらず300人ほどの参加者があり、参加者は氏名を登録し、雨の中で社会的距離を取るなどの規則を守って進められた。

 SA州のアデレード都心部では、「難民認定希望者を支持する」集会が予定されていたが、今週初めに主催者が抗議行動を中止していた。参加者が独自にビクトリア・スクエアに集まり、警察が、行進などの行為をすれば罰金を科すと警告した。そのため、集まった参加者は社会的距離を守るなどで集会の形式を避けた。

 シドニーでは禁止命令にもかかわらず60人ほどがタウン・ホール周辺に集まり、午後にはスローガンを叫んで行進した。

 ブリスベンでは、難民希望者が収容されたままになっているカンガルー・ポイント・セントラル・ホテル・アパートメント前に抗議行動グループが集まった。一方、警察は抗議行動の始まる前からカンガルー・ポイントのメイン・ストリートを閉鎖してこれに対抗しており、夕方にはジョナサン・スリ緑の党市議が逮捕された。

 メルボルンでは、主催者が市内各所に分散し、8会場で抗議行動を行うことで社会的距離規制などを守りつつ、抗議行動を進めた。また、数人の難民希望者と難民認定者が収容されている市内北部のマントラ・ホテル前では20人ほどが抗議行動を行った。

 連邦政府は、国民に向けて、「抗議行動に参加しないよう」呼びかけ、ブレンダン・マーフィ主席医務官も、「参加者が感染の危険を減らす努力をしても安全にはならない」と発言していたが、Public Health Association Australiaは、安全に行えば、国民には街頭抗議行動を行う権利がある、と反論している。
■ソース
Australians join Black Lives Matter protests in Perth and Darwin as refugee rallies held in Sydney, Brisbane and Melbourne

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