コロナウイルスで失業率7.1%に大きく上昇

5月だけでも227,200人が失業

 6月18日、最新の失業率が発表され、コロナウイルスの影響をはっきりと示しているが、スコット・モリソン連邦首相は、「国内経済は規制解除で動き始めている。希望が見えてきた」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 5月にすでに全国的なコロナウイルス・シャットダウンの影響が出ていたがそれ以降さらに227,200人が失業している。

 豪統計局(ABS)の最新の数字によると、3月に連邦政府がコロナウイルス蔓延を防ぐためにホスピタリティやジム、美容院などのビジネスの営業停止を命令して以来の失業者総数は835,000人になっている。5月の新失業者227,200人もその中に含まれているが、この5月の数字は予想を10万人上回っている。

 ジョッシュ・フライデンバーグ連邦財相は、「この数字は多くの国民が体験しているウイルス蔓延の痛みだ。失業したのは友人、家族、仕事仲間、隣人だ」と語っている。

 失業率は4月には6.4%だったが、5月にはさらに増えて7.1%になっている。フライデンバーグ財相は、「6月にはさらに増え、8%になることが予想される」と語っている。

 しかし、モリソン連邦首相は、「これは明るいニュースでもある。なぜなら、このデータは全国閣僚会議が3段階の規制解除を発表する前の数字であり、規制解除が進めば再び雇用が再開されることが期待できる」と語っている。

 ただし、失業者とは仕事を探している人のことであり、就職を諦めた人、労働市場から撤退した人は数に入っていない。その就職を諦めた人が4月には517,700人にのぼり、5月にはさらに134,300人増えている。この、就業中の人と求職中の人を合わせた数字を労働力価率と呼んでいるが、その率が5月には0.7%下がって62.9%になっており、2001年1月以来の最低の数字になっている。また、就職を諦めた652,000人が求職すると失業率ははるかに高くなる。これを労働力未活用率と呼び、5月には記録的な20.2%になっている。

 さらに、コロナウイルス以後の労働力未活用率から、疫病による雇用に対する影響は女性と若年者に不利に働いていることが明らかになっている。
■ソース
Coronavirus restrictions have brought more bad news for the Australian job market. These are the key numbers you need to know

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