SA州の州境閉鎖解除予定変更の見通し

VIC州のコロナウイルス感染者急増で

 VIC州との州境の閉鎖を解除し、人口の大きいVIC州の州民を観光に呼び込もうと計画していたSA州に対して、ダニエル・アンドルーズVIC州首相は、「VIC州にも行くところはたくさんある。SA州に行く必要はない」とばかりに対抗していたが、VIC州の新陽性者が急増していることからSA州政府は州境閉鎖を維持する見通しになってきた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 SA州政府のスティーブン・ウェード保健相が、「州境閉鎖解除は当初の予定より遅れることになる可能性がある」と語ったもの。SA州は当初7月20日には州境閉鎖を解除する予定だった。

 ウェード保健相は、「VIC州の陽性者急増は懸念すべき事態だ。これはコロナウイルスを甘く見てはならないことを示している。州境閉鎖解除については、SA州民の厚生福利が州政府の最優先課題だ」と語っている。

 VIC州は1日に25人の新陽性者が出ており、ウェード保健相は、「状況が変わらないような州境閉鎖解除はない。安全が確保されなければ解除しない。市中感染が5倍も増えるという現状は気がかりなことだ。これはVIC州だけのことではなく、オーストラリア全土への警鐘と捉えるべきだ」と語っている。

 ダニエル・アンドルーズVIC州首相もコロナウイルス社会規制を再度強化する考えを明らかにしている。

 SA州は、QLD、WA、TAS各州とNTに対してはすでに州境閉鎖を解除しているが、VIC、NSW両州とACTからSA州に入る者は14日間の自己隔離を義務づけられている。

 ウェード保健相は、「VIC州のコロナウィルス対策に対してSA州にできることがあればどんなことでも協力したい」と語っている。
■ソース
Plans to lift South Australia’s remaining coronavirus border restrictions could be pushed back after spike in Victoria

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