NSW州境開放・閉鎖問題、州政府内部で対立

バリラロ州副首相がVICとの州境閉鎖を要求

 VIC州のコロナウイルス感染者急増で周辺諸州は緊張を高めている。SA州はVIC州から旅行客を呼び込もうとしていた計画を中止し、VIC州との州境閉鎖を継続することを決めた。

 グラディス・ベレジクリアンNSW州保守連合政権はベレジクリアン州首相がコロナウイルス蔓延の期間を通じて国内州境閉鎖に反対しており、州境を閉鎖しなかった。しかし、ジョン・バリラロ州副首相が再び州境閉鎖の主張を強めている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 6月22日、VIC州では16人が新たに陽性と判定され、うち6人は感染源が不明の市中感染だった。これまでも州境閉鎖派だったバリラロ州副首相は、「ビジネスや交易に対しては州境を閉鎖すべきではない」と発言している。

 さらに、「ただし、間もなく学校休暇が始まろうとしており、VIC州から旅行者がNSW州に入ってくればNSW州でも再度コロナウイルス感染者が大発生する恐れがある。現在のところ様子を見ようというところだが、双方の州から人が集まるスキー場が気がかりだ。スキー場を管理しているリゾート経営者と話したところでは、これまでVIC州からの予約はごく少数だが、NSW州政府が州境閉鎖を宣言しない限り、リゾート側は法的にVIC州からの予約を断ることができないと語っており、リゾート側は州境閉鎖を望んでいるようだ。州境の町、オルベリー選出のジャスティン・クランシー議員と協力し、州境地域でVIC州民の往来にどのような意識を持っているか調べるつもりだ」と語っている。

 ベレジクリアンNSW州首相は、「どうしても必要というのでない限り、VIC州に行くことは控えるよう」州民に呼びかけている。

 21日にはAustralian Health Protection Principal Committeeが、メルボルン都市圏の6自治体をコロナウイルス・ホットスポットに指定して地域封鎖するよう提言している。また、ベレジクリアン州首相も、「問題のホットスポットには極力近寄らないよう」強調している。
■ソース
Berejiklian vows to keep state borders open as Barilaro eyes travel ban

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