エデン=モナロ補欠選挙、労働党候補勝利宣言

一時得票僅差に諸党派のプレファレンスで揺るがず

 7月4日、エデン=モナロ選挙区で行われた連邦下院補欠選挙は、労働党と自由党の候補が接戦を演じたが、すべての開票が終わらない7月5日朝、緑など諸党派のプレファレンスを計算すれば当選は揺るがないとして、クリスティ・マクベイン労働党候補が勝利を宣言した。自由党は農業経営者で博士号を持つフィオーナ・コッボイス氏を建て、緑の党も含め、同選挙区では初の女性候補同士の競争になった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同選挙区は北はヤス、西はスノーイー・マウンテンの西側、東はACTを囲んで海岸線をVIC州境のエデンまでの広い地域に広がっており、農業や観光を主な経済活動としている。かつてはこの選挙区を取った政党が連邦政権を握ることが続いていたが、前選出議員のミック・ケリー労働党候補の当選で終わった。

 ケリー労働党連邦下院議員が健康を理由に政界を引退したために今回の補欠選挙となった。

 自由党は、この地域が2019/20年のブッシュファイアで甚大な被災地になった時に、被災地への同情が足りないとしてスコット・モリソン連邦首相に対する反感が高まっていたが、その直後に始まったコロナウイルス・パンデミックでは連邦政府が迅速大胆果敢な措置を取ってきたことで支持率が急上昇していた。

 7月4日夜に80%程度が開票集計されたが、期日前投票と郵便投票とで44,000票にもなるため、当選確定が遅れている。

 マクベイン候補はこれまでベガ町長を務めており、特にブッシュファイアの期間に住民のために奔走した実績が買われた。

 一方、コッボイス自由党候補陣営は、「まだ郵便投票分が配達されているさなかであり、マクベイン候補の勝利は確定していない」として、敗北を認めていない。

 労働党得票はケリー前議員も僅差での勝利だったが、今回さらに2%以上も得票率を下げており、緑の党や射撃遊漁農民党のプレファレンス票でようやく勝利するすっきりしない勝利になることを労働党幹部も認めていた。それでも、アンソニー・アルバネージ氏にとっては連邦労働党党首に就任以後初の選挙勝利となった。
■ソース
Labor’s Kristy McBain claims Eden-Monaro by-election victory against Liberal candidate Fiona Kotvojs

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