NSW州首相、「社会規制強化もあり得る」と警告

学校クラスター、宗教行事で感染拡大か

 8月12日付ABC放送(電子版)は、新たに18人が陽性と判定されたとするNSW州保健局の発表を伝えている。そのうち2人はシドニー都市圏北西部チェリーブルックの女子高校クラスター関連だった。

 チェリーブルックのタンガラ女子高校クラスターの感染者数は19人になっており、ケリー・チャント州主席医務官は、「この大発生で接触追跡も困難な状態」と語っている。

 18人の新陽性者のうち15人は地元で感染しており、1人は海外帰りでホテル隔離中の検査で陽性と判定、2人はVIC州で感染したもの。

 ベレジクリアン州首相は、「VIC州からの帰還者には1か月間の猶予期間を与え、この期間中は強制2週間ホテル隔離の宿泊費、$3,000を払わなくてよくなる。現在、VIC州からNSW州に帰宅を望む人達には、VIC州で失業した人や家族の不幸などの困難を体験している人達がいる。それでも2週間のホテル隔離はしなければならないが、今後1か月は隔離者から経費を徴収しない」と発表している。

 また、保健局は、VIC州からACTに帰宅する人は、今後5日間に限りNSW州内を通過することを認めると発表している。ただし、運転者は、NSW州内で給油してはならず、8月17日までの各日の午前9時から午後3時の間にNSW州を通過しなければならない。さらに、ACTに入った後14日間はNSW州への入域ができない。

 タランガラ女子高校クラスターの感染源は目下調査中だが、保健局は、高校近くのエレメラン・ヒルズ・スタディ・センターが主催している「祈りのための籠もり」でウイルスが広まったのではないかとみて調べている。一方、女子高校の広報担当者は、「当校は籠もりについては一切責任がない。エレメランは放課後に学校とは無関係な第三者が開催しているものであり、宿題その他の活動の他地元民の籠もりの場にもなっている。予約はセンターに直接連絡して行うことになっており、学校は一切タッチしていない。学校は3月以来一切の課外行事を中止している」と語っている。

 他にも、パラマッタ市のOur Lady of Mercy Collegeは3人めが陽性と判定されたため、学校閉鎖で消毒作業を行っているが、保健局は、「今回の陽性は今年初めの2人の陽性とは関連がない」と発表しており、全生徒・職員に14日間の隔離と検査が命じられている。その他、パラマッタ小学校も1人の陽性者が出ており、学校閉鎖された。
■ソース
NSW Premier warns ‘further measures’ will be brought in as school coronavirus cluster grows

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