NSW,コロナウイルス新陽性者5人

警備員陽性問題でホテル隔離警備会社捜査

 NSW州では新しく5人が陽性と判定された。また、シドニー市内の隔離施設に充てられていたホテルで隔離者を警備していた警備員がコロナウイルス陽性と判定された件を調べていた州保健局と州警察は警備員の所属する警備会社2社を捜査した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 問題の警備会社は、監査の結果、NSW州のホテル隔離警備請負業務を違法に他の警備会社に孫請けに出していたことが判明していた。

 8月20日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相が、「過去24時間の間に陽性と判定されたのは5人だけとなった。しかも、陽性判定を受けた警備員との関連が一切なかったことはありがたいことだ。しかし、まだ突き止められていないウイルスが社会に隠れているようなことがないよう警戒を続けなければならない」と語った。

 NSW州警察のジョー・カッサー副長官は、「問題の警備会社2社がホテル隔離警備業務を違法に孫請けに出していたのは4月2日と5月13日で、1社はそれ以前にも違反行為があり、$2,200の罰金を言い渡されている。また、今回の違法孫請け摘発で両社との契約を打ち切った。4月の違反はまだ捜査中であり、同社は推定無罪を適用される」と発表している。

 ベレジクリアン州首相は、違法孫請けについて8月19日夜に知らされたばかりで、「この一件は警察が適切に処理している。警察がその義務を果たしていることを喜ばしく思う」と語っている。

 5件の新陽性者のうち、2件は海外帰国者がホテル隔離中の検査で判定を受けたもの。また、1人はリバプール病院クラスターで感染した外来患者、1人はバンクスタウン葬儀クラスターの患者の家族、1人は感染源不明の20代の男性で、その濃厚接触者にはすでに「自己隔離するよう」命令が出されている。

 ケリー・チャント主席医務官は、「シドニー都市圏特に南西部でごく少数の陽性者発生が続いており、また、西部でも時折陽性者が飛び出す。引き続き大勢の人が検査を受けることと社会的距離を維持することが大切だ」と語っている。

 そんな折り、ジョン・バリラロNSW州副首相がVIC州との州境に接したオルバリーで記者会見し、「VIC州との州境の閉鎖を緩和すべき時だ。政府は厳しい判断を下したが、そのために一般社会に大きな影響があった。すでに7週間が過ぎて、VIC州でも徐々に明るい傾向になっている。今は前進する時ではないか」と語った。

 これに対してベレジクリアン州首相は、「州境閉鎖は難しい判断を要する問題だが、開放すればどうなるか。ウイルスが密かにNSW州に入り込んでくるだけだ。とても認めることはできない」と語っている。
■ソース
NSW records five new COVID-19 cases as hotel quarantine security companies investigated

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