VIC州、新陽性者は114人、死者11人

小児病院は子供の予防接種激減を懸念

 VIC州のロイヤル小児病院(RCH)は、コロナウイルス・パンデミックの現在、保護者が不安を感じており、子供に予防接種を受けさせることもためらっているとして、ドライブ・スルーの予防接種プログラムを開始した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 VIC州はダニエル・アンドルーズ州首相が、「新たに114人がコロナウイルス陽性と判定された。また、死者は11人にのぼっている」と発表した。

 RCHのアンジア・ローズ小児科医は、5歳未満の児童の5人に1人がパンデミックを理由として定期予防接種を引き延ばしていると語った。

 ローズ医師は、「保護者が子供の予防接種や治療を引き延ばす理由として、病院に行くと子供や保護者がコロナウイルスに感染するのではないかとおそれていることが挙げられる。一部の親は、自分の子供が他の子供と接触していないために感染症にかかっていないだけなのに、感染症にかかる心配がないと思い込んで予防接種を遅らせていることも一つの原因になっている」と語った。

 アンドルーズ州首相は、「州内の医師も他の医療従事者も、予防接種であろうと他の疾患であろうと、患者の安全を優先した手続きを取っている。もし、市民が医療を受けに来なければむしろ健康を損ねることになり、究極的に病院の救急病棟にやって来ることになる。私達としてはそれを一番恐れている」と語っている。

 そのため、VIC州では18歳未満のすべての若年者・児童の定期予防接種を実施するため、ドライブ・スルーの予防接種サービスを実施しており、ローズ医師も、「予防接種に関しては保護者がまずかかりつけの医師に相談してもらいたい。第四学期が始まり、子供達が学校に行くようになれば、百日咳やはしかなど、ワクチンで予防できる感染症が蔓延するおそれがある。コロナウイルス・パンデミックのさなかにワクチンで予防できるこういう感染症が大発生することは私達が一番恐れていることだ。保護者の不安ももっともだが、現在、病院などの医療施設は家族にとっても子供にとっても安全な場所になっていることを忘れないで欲しい」と語っている。
■ソース
Victoria has 114 new cases, 11 deaths; RCH says 1-in-5 children have missed vaccinations in pandemic

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