豪医師会QLD支部、州主席医務官の方針支持表明

連邦政府、実業家、ネット界の猛攻撃のさなか

 QLD州の州境閉鎖や入域特別許可をめぐって同州のジャネット・ヤング主席医務官(CHO)は連邦政府の政治家、観光業界、鉱山実業家、さらにはネットでの匿名の嫌がらせの標的になっている。

 そんなさなか、豪医師会(AMA)QLD州支部はヤング主席医務官を支持する声明を出した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 QLD州労働党政権の州境閉鎖に対しては、観光業界やNSW州保守連合政権などから閉鎖解除を求める声が挙がっており、保守連合連邦政権も経済活動の回復を唱えてQLD州政権批判を強めている。さらに、キャンベラ在住の女性がQLD州に入った後、14日間のホテル隔離中に「父親の葬儀」を理由に隔離中断を求めたが却下された。一方、アメリカの俳優、トム・ハンク氏夫妻がゴールド・コーストへの入国の特別許可を受けた。連邦政府のピーター・ダットン内相がこれをQLD州政府の差別待遇だと批判したが、QLD州政府は、「入国特別許可はダットン内相の内務省国境警備部が出した」と反論、これに対してダットン内相が、「国境警備部はQLD州政府の推薦状に基づいて入国許可を出した」とやりあっている。ハンク氏は今年初めにゴールド・コーストで映画撮影を始める予定だったがコロナウイルス陽性と判定されて隔離に入り、隔離が終わってアメリカに帰国していた。

 クリス・ペリーAMAQLD州支部会長は、「州の医師はヤングCHOの科学を信じており、CHOのアドバイスに従うべきだと考えている。CHOが州境閉鎖を言うなら州境閉鎖を続けるべきだ。これまで、ヤングCHOに対する個人攻撃を見てきた。彼女は優れた資格の持ち主であり、AMAは、CHO批判者に対しては下がっておれと言いたい。彼女は素晴らしい仕事を成し遂げている。オーストラリア国内のCHOの中でもずば抜けて優れた人だ」と発言した。

 9月13日朝、スティーブン・マイルズQLD州保健相は、「この24時間のコロナウイルス新陽性者はゼロだった。QLD州州民の努力のたまものであり、州の医療従事者の努力のおかげだ」と語っている。

 マイルズ大臣は、「キャンベラの女性のホテル隔離中断を却下したことでは、アナスタシア・パラシェイQLD州首相に対してあちこちから計画的に示し合わせた攻撃が始まっている。QLD州ではビジネスも再開しており、州民も働きに出かけている。これは州境を閉鎖し、コロナウイルスを制圧するための対策の成果だ。ヤング主席医務官の方針の成果だ」と語っている。

 ペリー会長は、「ヤング医務官は同情心の厚い人であり、規制免除を求めるすべての人の申請を審理して、安全と判断すれば免除を認めてきた。葬儀は非常に感染のリスクが高いことが判明している」と語っている。
■ソース
AMA backs Queensland Chief Health Officer Jeannette Young over coronavirus quarantine exemptions

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