ホテル隔離制度調査委員会間もなく結論

海外帰国者受け入れ枠上限引き上げ

 各州の海外帰国者ホテル隔離制度を審理していた調査委員会は9月18日に結論を発表することになっている。その一方で、スコット・モリソン連邦首相は、入出国規制のために海外で足止めされているオーストラリア人の帰国受け入れ枠を週4,000人から6,000人に引き上げることを発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 調査委員会はジェーン・ハルトン元保健金融省事務次官が率いて作業を続けてきたが、18日の全国閣僚会議において口頭で調査結果を発表することになっている。

 ハルトン調査委員長は各州のホテル隔離実績におおむね満足を示していると伝えられており、特にQLD州の実績が最高だと判断している。

 NSW州では毎週2,500人近い海外帰国者をホテル隔離手続きしており、国内で最大数になっているが、VIC州でコロナウイルス第二波を引き起こしたようなホテル隔離破りの不祥事を起こしていない。

 しかし、各航空会社が海外滞在中のオーストラリア国民の帰国フライト予約を、帰国・入国規制を理由に取り消しており、何万人もの国民が海外に足止めされており、生活にも困る状態になっていることがニュースで伝えられている。

 海外帰国者受け入れ枠についは、全国閣僚会議で話し合われることになっているが、9月17日にはモリソン連邦首相が、「これは決定であり、提案ではない」として、飛行機が到着すれば乗客全員が帰国者だ」と語っている。

 ホテル業界は、「ホテル隔離宿泊者を増やしてもホテル経営の採算性は改善しないが、一時帰休しているホテル従業員の再出勤の助けになる」と語っている。

 ただし、モリソン連邦首相は、州境閉鎖を巡ってアナスタシア・パラシェイQLD州首相と対立し、マーク・マクガワンWA州首相は、「モリソン首相は州に対して命令ばかりするべきでない」と発言し、VIC州の元警察長官は、「海外帰国者は連邦政府の管轄。元々連邦警察が管理すべきだった」と発言するなど、保守連合連邦政権と労働党州政府の間に対立が生まれている。
■ソース
Hotel quarantine verdict is in as international arrival caps lift

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