NSW州議会国民党議員、自由党移籍を発表

バリラロ党首の「保守連合を割る」脅迫に耐えかね

 9月20日、NSW州議会のレスリー・ウィリアムズ・ポート・マコーリー選出国民党議員が、国民党を脱退し、自由党に移籍する意思を明らかにした。ウィリアムズ議員は、「このところのバリラロ州副首相兼国民党党首の行動が動機を固めた」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州保守連合政府は、これまでもジョン・バリラロ州副首相兼国民党党首が、エデン=モナロ連邦選挙区で自由党のアンドルー・コンスタンス運輸相と張り合おうとするなど、保守連合の結束を乱すような行為をしてきたが、先週には政府のコアラ保護法案に反対し、「国民党は自由党との保守連合を解消する」と脅迫した。国民党が抜けると保守連合政府は自由党単独になり、政権維持も難しくなる。しかし、グラディス・ベレジクリアン州首相兼自由党党首も妥協を拒否し、にらみ合いに入ると、バリラロ国民党党首が州首相に降伏する形であっけなく脅迫を取り下げ、週末には遂に1か月の精神休養休職を宣言した。

 ウィリアムズ議員は、「バリラロ党首の脅迫は不必要で無意味で道理も通っていない。バリラロ氏は国民党党首を辞任すべきだ」と批判していた。

 20日の声明文で、ウィリアムズ議員は、「バリラロ氏の行為は州首相と州政府を人質に取るようなものであり、正直に言っても政治的に無謀な行為だ。しかも、バリラロ氏が脅迫を取り下げると再び何事もなかったかのようにおさまってしまった。議員は選挙区の住民のニーズと意思を代表することに集中すべきであり、選挙区住民も議員が政争よりも政策に集中することを期待している」と述べている。

 2020年5月、バリラロ氏は州南部の海岸地域から内陸までを含むエデン=モナロ連邦選挙区から連邦選挙に出ると発表したが、間もなく取りやめている。一方、同選挙区での連邦議会出馬の気持ちを明らかにしたアンドルー・コンスタンス自由党運輸相も間もなく出馬の意をひるがえしているが、バリラロ氏がコンスタンス氏を口汚く罵ったことが報道された。

 ウィリアムズ議員は、「バリラロ氏の行為で国民党や選出有権者は恥ずかしい気持ちになっている」と語っている。
■ソース
NSW Nationals MP Leslie Williams resigns to join Liberals

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