QLD州感染症・衛生専門家、感染者侵入に警告

2か月で13人がホテル隔離や州外からの侵入で感染

 7月28日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、「QLD州では過去2か月に13人の感染者が出ているが、幸いにもこれまでシドニーの現在のようなアウトブレークに至ることもなかった。州の感染症や公衆衛生専門家は、これは多分にラッキーという他なく、いつでも蔓延になる可能性があると警告したことを伝えている。

 7月28日の記者会見で、QLD州のジャネット・ヤング主席医務官と州政府のイベット・ダース保健相が説明を行い、ヤング主席医務官は、「現在のホテル隔離制度は感染力がはるかに強いコロナウイルス・デルタ株にはまったく不十分で改善の必要がある」と強い調子で語った。

 いくつかの州が、「海外帰国者のホテル隔離は連邦の管掌分野であり、連邦政府が責任を持ってもっと厳しい隔離体制をつくる必要がある」と主張していたが、最近までスコット・モリソン連邦政府は消極的な対応を続けてきた。

 ブリスベン空港の南に接するピンケンバ地区に予定されている連邦政府主導の隔離専用施設のフィジビリティ・スタディはコンサルタント企業AECOMが今週中に提出する手はずになっている。

 最新の感染者の場合、7月初めにフィリピンからブリスベン経由で帰国してきたWA州の男性は帰国後ブリスベンのクエスト・ホテルで2週間の隔離期間を過ごしており、3回の検査で陰性と判定され、7月17日に隔離を解かれ、市内アッパー・ローマ・ストリートのシティ・バックパッカーズに滞在していた。しかし、体の不調を感じたため26日にロイヤル・ブリスベン婦人病院救急病棟に行き、検査を受けた結果、27日夜に陽性と判定されている。

 男性は7月22日以降にブリスベン市内で感染したと考えられているが、これまでの接触追跡作業では新しく感染が憂慮される場所としてホステル、病院、付近のタクシー待合所しか突き止められていない。

 メイター・ヘルスのポール・グリフィン感染症部長は、「市中でウイルスが広がる経路は無数にあり、これまでアウトブレークを避けられたのは多分に僥倖という他ない。このような幸運がいつまでも続くとは考えられない。マスク着用、社会的距離、他州からの帰宅者の自宅隔離などの措置がリスクを軽減しているのだろう」と語っている。
■ソース
Lucky 13: Qld’s top doc ‘very worried’ about growing COVID incursions

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