モリソン、結婚相談バウチャー制度廃止

利用者ほとんど皆無の不評な制度

 トニー・アボット保守連合連邦政権が発足して間もなく、ケビン・アンドリューズ前社会事業相が、「結婚相談バウチャー制度」を試験導入した。しかし、国民が制度を利用しないまま店ざらしになっており、移民相から転身したスコット・モリソン議員があえなく試験を廃止した。

 社会保守で知られたアンドリューズ議員はこの制度を、「離婚率を引き下げるため、家庭維持に悪戦苦闘しているカップルを支援し、育児、不和、家計などで一定回数まで無料アドバイスを受けられることを目的として導入した。

 モリソン新社会事業相は、「試験を来週で廃止する。節約できる1,700万ドルを前線の社会事業活動に充てる。バウチャーは90%が使われないままで残っており、資金を他の方面に有効に使うべきだ。昨年7月1日からの試験実施後7か月の間にわずか1万組が制度に登録しただけで、しかもそのうちの3分の1が家族関係教育カウンセリング・サービスを利用しただけだ」と声明の中で述べている。

 すでに登録しているカップルは2015年6月末までカウンセリングを受けることができる。

 昨年7月の試験実施時、アンドリューズ大臣(当時)は、「連邦政府としては我が国の離婚率を引き下げたいと願っている」と述べており、オーストラリア統計局の数字によると2012年の離婚件数は49,917件で前年に比べ2%となっていた。
■ソース
Scott Morrison cancels Federal Government’s relationship counselling voucher program to direct money to frontline services

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