教育学科卒業前に国語・算数試験

全国共通教員養成監督機関新設も

 保守連合連邦政府教育省は、2016年より、教育学科学生に国語と算数の卒業試験を課す考えを明らかにした。

 2月13日付でABC放送(電子版)が伝えた。

 その他にも小学校教員がそれぞれ専門科目を持たなければならないなどの規則も導入するとしている。これらの政策は、政府が任命したパネルで、「教育学科課程で客観的に見て質的に劣る部分がかなりある」との報告を提出、これを受けたもので、クリストファー・パイン教育相は、「国語・算数試験で教育学科卒業生が減ることも考えられるが、現在、教員が不足しているわけでもなく、問題になるとは思わない」と語った。教育学科の学力水準を引き上げなければならないという声は強いが、政府はこれまで教員養成コースの共通試験(ATAR)点数に最低基準を設けていない。

 これに対して、全豪教職員組合(AEU)のコリナ・ヘイソープ議長は、「見直しが発表された時、パネル議長がオーストラリア・カソリック大学副学長のグレッグ・クレーブン教授ということで懸念があった。同大学は低ATARで教員養成コースを開いているからだ。ATARの点数が問題にされていないことからもその懸念が払拭されていない」と語っている。

 パイン教育相は、「ATAR点数問題に巻き込まれたくない。単に授業を受けただけで単位を与えて実力もないまま卒業させるのではなく、もっと洗練された厳しい選抜制度を導入することを考えているだけだ」と反論している。

 また、パネルは、小学校教員にも科学、数学、国語などの専門科目を持つことを勧告しており、「だからといって、小学校でその専門科目だけを教えるということではない。学校でその専門分野について他の教員の支援ができるようにするということだ」と述べている。
■ソース
Student teachers will need to pass literacy and numeracy test before being allowed to graduate

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