タンブル、トリッグズ人権委員擁護発言

政府与党の「辞職要求」攻撃のさなか

 オーストラリア領内領外の難民収容所の児童の長期拘禁を調査していたジリアン・トリッグズ人権擁護委員は厳しい内容の報告書を提出したが、これを不服とするトニー・アボット連邦首相やジョージ・ブランディス法務長官らから辞職要求や「偏向、政治的でっち上げ」などとする批判を受けている。トリッグズ人権委員は上院調査委員会でも首相らの批判に対して真っ向から反論しているが、2月25日には政府閣僚のマルコム・タンブル通信相が、「トリッグズ氏は優れた学者。彼女に対する批判は的外れ」と、アボット、ブランディス両氏批判とも取れる発言をした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 トリッグズ委員は人権擁護委員会(HRC)会長も兼ねており、国際法学者として優れた業績を持つ斯界の権威でもある。一方、首相と法務長官は議会上下院で、「政府はトリッグズ教授を信頼できなくなった」と発言しているが、タンブル大臣はこの問題については、「人格問題には立ち入りたくない」として、「政府は難民船渡来を阻止し、収容所からの児童の解放を進めてきた。もっとも重要なのは児童をどうするかということだ」と語っている。

 25日の連邦下院ではマーク・ドレイファス影の法務長官の追及が続き、ジュリー・ビショップ外相が、「モライティス法務省事務次官と話したが、トリッグズ委員の辞職を要求したこともないし、代わりの公職をほのめかしたこともないと言っている。私はその言葉を信じる」と答弁した。これに対して、ビル・ショーテン労働党党首は、「政府は言葉遊びとトリッグズ教授脅迫を続けている」と批判し、アボット首相が、「ショーテン発言はナンセンス」と反論した。
■ソース
Gillian Triggs: Malcolm Turnbull defends Human Rights Commission president as ‘distinguished academic’, says criticism ‘misses the point’

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る