シャチの群れ、ホオジロザメを襲う

ニードロップかけて、子シャチに狩り教育

 2月4日付ABC放送は、SA州の沖合でシャーク・ケージ・ダイビングの一行が、シャチの群れがホオジロザメを殺す光景を目撃したことを報じている。

 2月2日のできごとで、ロワー・エア半島ポート・リンカーンの南ネプチューン群島でのダイビングを目指していた一行は、「壮絶な戦いだった」として、2頭の子シャチを連れた家族グループだったと語っており、ガイドのマット・ウォラー氏は、「シャチは海面から飛び上がり、ホオジロザメの上に飛び降りた。私達が見たのは海面上のことだけだが、海中ではおそらく他のシャチがサメを海面に追い上げていたのだと思う。サメは潜ろうとせず、ひたすら海面近くで逃れようとしていた。シャチもサメも食物連鎖の頂点にいる捕食者。その捕食者同士の死闘だから壮絶だった」と語っている。

 「ダイビングの一行もその光景に大声を上げていた」と語っている。ダイビング・オペレータのメンバーで海洋生物学研究者のジーナ・ディキンスン氏は、「最後にはサメは海面下で死んだが、シャチの群れの動きはよく見えた。子シャチに獲物の捕り方を教えていたのだろう。サメを取り囲んで攻撃していた。その作戦は知能を示している。これまでの研究生活でもこれほどの光景を見たことがない」と語っている。また、SA州博物館のキャサリン・ケンパー主任研究員は、「SA州ではそのようなシャチの行動を聞いたことがないが、海外の研究者と話し合ってみる」と語っている。

 ウォーラー氏は、「海外ではシャチの攻撃でサメの群れが散ってしまい、ケージ・ダイビングが仕事にならなくなった例がある。そうなると再びサメの群れが集まってくるまで待たなければならなくなる。ともかく、潜ってみないと分からないが、今年は結構サメが集まっていて好調だ」と語っている。
■ソース
Great white shark ‘slammed’ and killed by a pod of killer whales in South Australia

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