スキー場開きを1週間後に控えて「安全」措置
コシウスコ山岳地域のスキー場開きを1週間後に控えて、スレドボ・コシウスコ・スキー・リゾートは同地区内でのトボガン遊びを禁止する旨を発表した。また、ペリッシャーも同様の措置を発表している。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
ペリッシャー・スキー場も同様の措置をしたとみられている。スレドボのウエブサイトによると、「スキー客、リゾート従業員、リゾートの財産に対する最大の安全を図る」ことが禁止の理由になっている。
リゾートのウエブサイトでは、「当リゾート貸借地内において、トボガンその他、『雪遊び』と呼ばれる種類の雪上滑走装置の使用を禁ずる。トボガンが冬の遊びとして愛されていることは認めるが、当リゾートとしてはトボガンの危険性も考慮せざるを得ない」としている。
同リゾートは、かつてはトボガンなどを使える区域を指定していたが、今回は、「トボガンその他の雪上滑走装置使用により、他のソリ、車両、スキーヤー、スノーボーダーとの衝突、装置コントロール不能、装置からの転落、自然物や人工物との衝突などの危険が増えており、事実、事故も増えている」としている。
フェアファクス・メディアは、トボガンのできるスキー場として、ACTのティドビンビラ山脈のセルウィン・スノー・リゾートとコリン・フォレストの名を挙げている。
コリン・フォレストでは、「初心者が雪になじむために最適な遊び。オーストラリアは雪が少ないことから、雪を体験するためにトボガンは重要だ。初心者が雪になじんで生涯雪上スポーツを愛好するようになり、スキーやスノーボードに移っていく。それが私達の目標だ」と語っている。
さらに、「当スキー場は、オーストラリア国内でも真っ先にスキー、スノーボードでヘルメット着用を義務づけた。私達が雪遊びの安全基準を決めてきたという自負がある」と述べている。
■ソース
Thredbo bans tobogganing at its resort a week out from snow season