鉱山富豪、パキスタンに石炭液化技術

奴隷労働禁止法と交換に提供協定

 1月23日、アボリジニ職業訓練、WA州の教育への寄付など、WA州最大の慈善家鉱山富豪として知られるアンドリュー・フォレスト氏が、「パキスタンの250万人を奴隷的労働から救う」計画を発表した。

 フォレスト氏はパキスタンのプンジャブ州政府と協定を交わし、オーストラリアが持っている「亜炭ディーゼル油化」技術をプンジャブ州に供与する代償としてパキスタン側は借金のカタに労働を強制することを禁止する法律を作らなければならない。

 フォレスト氏のWalk Free財団が編纂している「Global Slavery Index(世界奴隷指数)」によると、パキスタンとインドには、借金と強制労働で奴隷労働生活を強いられている人が1,600万人いる。フォレスト氏は、世界経済フォーラムが開かれているスイスのダボスで、そのような奴隷的労働の禁止を実現するための協定を発表したもの。フォレスト氏は、「プンジャブには何千億トンの石油エネルギー相当の亜炭がある。オーストラリアの石炭液化技術を無償で提供する代わりに、これは非公式ではあるが、絶対的な力を持って、その人達を奴隷的境遇から解放することをプンジャブ側に課している」と発表した。

 フォレスト氏の提案は、トニー・ブレア元イギリス首相が、「オーストラリア博愛主義のかがみだ」と称賛した。また、フォレスト氏は、「この技術はカーティン大学で開発されたもので、亜炭をディーゼル燃料油に変換する技術はすでに実現している。経済コストが問題だが、だからこそ、カーティン大学の技術がもっとも安上がりな技術であり、パキスタンの人々にとってはもっとも利益性が高いものになる」と語った。

 フォレスト氏は、ブレア氏、ヒラリー・クリントン前米国務長官らとともに、世界奴隷指数を発足させた。(NP)

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